吉野瀧上寺(奈良県下市町) りゅうじょうじ寺の裏にある銚子淵にはガタロ(河童)が棲み着き、川で遊ぶ子供に悪戯をしていたある夜住職が便所に入ると、尻を撫でるものがあるので、引きずり出してみるとガタロであったガタロは命乞いをして傷薬(薬品)の製法を住職に教え、その後明治時... 2025.11.23吉野
秩父子ノ神の滝(埼玉県秩父市) ねのかみのたき漁夫が川の淵で魚を獲っていると、いつの間にか河童が盗んでいたため懲らしめた翌朝家の前に河童が多くの魚を置いていったので後を付けると、昨日の淵のところに大きな滝が出来ていた(地形の由来)『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)... 2025.10.31秩父
川越飯能法幢寺(埼玉県志木市) ほうどうじ近くの川で馬を洗っていると、突然馬が暴れて馬小屋に駆け込んだ馬小屋で河童が見つかり、懲らしめていると、法幢寺の住職が命乞いをする河童を諭して川に帰したその後、寺にいつの間にか魚が届けられるようになり、河童の仕業とされた(人外の忠義... 2025.10.24川越飯能
川越飯能持明院(埼玉県所沢市) じみょういん寺の南ある曼荼羅淵には河童が棲んでおり、夏になると人間の生き肝を他の河童に中元として贈っていた夏に淵に行く者が減り、困った河童は居合わせた馬を襲ったが、逆に捕らえられた河童は持明院の住職に説教されて改心し(人外の悟り)、人を襲わ... 2025.10.23川越飯能
北毛朝日神社 河童柳(群馬県みなかみ町) あさひじんじゃ かっぱやなぎこの土地を開いた阿部氏が悪戯をする河童を捕らえたが、命乞いの代わりに傷薬の製法を教わったこの傷薬(薬品)は、神社にあった柳の葉を原料として作られた『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.64群馬県みなかみ町... 2025.09.26北毛
北毛釜の淵(群馬県沼田市) かまのふち四釜川にある深い淵で、底に穴が開いていて龍宮に通じており、河童が棲むとされるこの淵で釣りをしていた者の足の親指に蜘蛛が糸を絡めて、水中に引きずり込もうとした『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.59群馬県沼田市 堀廻町 2025.09.26北毛
中毛太郎右衛門淵(群馬県伊勢崎市) たろうえもんぶち別名・たねん淵広瀬川(河川)の深い淵に河童が棲み着き、尻子玉を取るなどの悪さを繰り返した村一番の大力の太郎右衛門(名士)に退治を頼むと、川から引きずり出して組み伏せてしまった(怪力伝説)殺され掛けた河童は命乞いをして助けても... 2025.09.25中毛
石見エンコウ淵(島根県浜田市) えんこうぶち博労が馬を淵で洗っていると、河童が尻尾にくっついたので、戦って皿の水をこぼして負かした河童は子供を捕らないことを約束し、四十雀(鳥類)が3羽いる時は別の河童が淵に来ていることを教えた淵のそばにある永徳寺の住職(僧侶)は、石に経文... 2025.09.10石見
出雲阿太加夜神社(島根県松江市) あだかやじんじゃ別名・芦高神社河童が、川で神官(神主)が洗っている馬に悪さをしたため、馬小屋まで引きずられて捕らえられた河童は詫びを入れ、以降「カワコ、カワコ、芦高の生まれ」と言って泳ぐと溺れない(除災の俗信)神社の西を流れる、河童がいたと... 2025.09.03出雲
南薩水無し池/鏡池(鹿児島県指宿市) みずなしいけ/かがみいけ瑞応院の小坊主が仏花を取りに池のほとりに行った時に河童に引きずり込まれた弟子の危難を知った和尚は法力で池の水を北の窪地に移し替え、小坊主の遺体を見つけた命乞いをした河童を赦した和尚は、新しい池に移り棲むよう命じて焼き... 2025.08.27南薩