西三河

浄瑠璃淵(愛知県岡崎市)

じょうるりぶち源義経との恋に破れた浄瑠璃姫が身投げをしたとされる淵(悲恋伝説)入水の地である“足跡岩”、姫の供養に両親が建てた“穴観音”も川の改修工事で消えている『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.161愛知県岡崎市 吹矢町
東三河

人魚淵(愛知県新城市)

にんぎょぶち豊川にある淵(小松橋の下流付近)淵には川で一番大きな鯉が泳いでおり、時折それに交じって人魚が泳いでいるのを見た人がある『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.106愛知県新城市 只持大立
東三河

牛淵(愛知県新城市)

うしぶち豊川と宇連川の合流地点にあたる淵龍宮から来た2頭の牛が昼寝をしていたここに来る漁師を天狗がさかんに脅した『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.103愛知県新城市 長篠
北総

龍正院(千葉県成田市)

りゅうしょういん通称・滑河観音ある冷害(天災)の年、領主の(小田)将治(地方豪族)が仏に祈願すると、結願の日に朝日姫と名乗る少女が現れた将治は朝日姫に小田川の朝日ヶ淵へ連れて行かれ、そこで老僧から一体の観音像(仏像)を与えられた観音像を祀る...
東葛飾

鐘ヶ淵(千葉県市川市)

かねがふち里見公園西の江戸川にある淵国府台合戦(戦国の戦い)の時、里見軍が鐘を松に掛けて陣鐘として使っていた北条軍が奪い取って鐘をつくと鳴らず、里見所縁の女性がつくと音が鳴った女が鐘を鳴らすと松の枝が折れ、鐘が川に沈んだため、その場所を鐘ヶ...
下越

御前ヶ淵(新潟県阿賀町)

ごぜんがふち阿賀野川と白崎川の合流地点にある淵越後に逃げ延びた平氏の一門(平家の落人)は、白崎で源氏の追っ手に捕らえられて処刑された後から来た平氏の奥方らはひと目会おうとしたが、処刑の刻限に間に合わず、嘆き悲しんでこの淵に飛び込んだ平維茂の...
下越

永谷寺 オボト石(新潟県五泉市)

ようこくじ おぼといし雷城落城の際、城主の娘・菊姫が東光院淵に入水、住職の手で成仏して淵の主(龍)となった(落城伝説:変身譚)それ以来、住職の死の直前に龍が淵の丸石を墓石として届けるようになり、それをオボト石と呼ぶ『日本の伝説41 越後の伝...
上越

願清寺 白蛇教化の塔(新潟県上越市)

がんせいじ はくじゃきょうかのとう寺の前にある川の淵で泳ぐ子供が溺れて行方不明になった淵に棲む大きな白蛇の仕業とわかり、通りがかった蓮如が2日間祈祷した祈祷が終わると大蛇の死骸が上がってきたので、その供養塔を建てた(成仏させる)『日本の伝説...
豊前国東

轟地蔵(大分県杵築市)

とどろきじぞう城主の娘であった豊姫は容姿が悪かった(醜女)ため縁談を断られ、轟の淵に身を投げた城主は不憫に思い、1つの岩を割って2体の地蔵を造り、1体は城の近くの岩穴に、もう1体は轟の淵に安置した地蔵に白粉(化粧品)を塗ると美人になるとされ...
臼杵佐伯

内山観音(大分県豊後大野市)

うちやまかんのん正式名称・蓮城寺炭焼き小五郎(炭焼き長者)ゆかりの寺院で、娘の般若姫の菩提を弔うために創建(創建伝説)近くに金(鉱石)を産出した金亀ヶ淵があり、境内には長者夫妻の墓所がある寺宝に龍の尾があり、長者が干拓した湖に棲んでいた龍の...