温泉

大分別府

永福寺(大分県別府市)

えいふくじ別府(上人ヶ浜)に上陸した一遍は、煮えたぎる地獄を鎮めるために鉄輪を投げ入れた法力によって鉄輪温泉を開いた一遍に寄進された寺院が始まりとなる(創建伝説)一遍の木像(貴人像)に湯をかける“湯あみ祭り”で有名(祭礼)『日本の伝説49 ...
大分別府

明礬温泉 鳶の湯(大分県別府市)

みょうばんおんせん明礬薬師寺境内に残る温泉足を痛めた鳶が泥の中に足を浸して傷を治しているのを村人が見て発見された『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.18大分県別府市 明礬
大分別府

首なし身代わり地蔵(大分県大分市)

くびなしみがわりじぞう孝行息子(孝子)が、母親のために瓜を盗んでいたが、持ち主に見つかって斬られたしかし地蔵が身代わりとなって、首を斬られた状態で見つかったことから、信心されるようになった(身代わりの神仏)後日、噂を聞いた細川藩の侍が首だけ...
高松坂出

塩江温泉(香川県高松市)

しおのえおんせん行基がひどい湿疹に悩まされていた折、ある聖に勧められ、霊泉に浸かると治ったことから始まる温泉『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.40香川県高松市 塩江町安原上東
最上

今神温泉(山形県戸沢村)

いまがみおんせん別名・念仏温泉熊を追った猟師が、湯気の中に立つ阿弥陀・薬師・観音に遭遇し、発見したとされる温泉浴場の祭壇に三尊を祀り、入浴の際には灯明を供え、湯を汚さぬよう白布をまとい、念仏を唱えて湯に入る(特有の願掛け)あらゆる難病に効く...
村山

鶴脛の湯(山形県上山市)

つるはぎのゆ月秀という僧侶が、足を痛めた鶴が水に浸っているのを見て見つけた温泉現在の上山温泉のこと『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.28山形県上山市 湯町
置賜

赤湯温泉(山形県南陽市)

あかゆおんせん寛治7年(1093年)、源義家の弟・義綱(源氏)が発見し、負傷した兵を治療させたのが温泉の始まりとされるその時に、兵の傷口から大量の血が流れ出たため「赤湯」の名がついた(地名の由来)正和元年(1312年)、弘法大師(空海)の夢...
置賜

小野川温泉(山形県米沢市)

おのがわおんせん小野小町が父を訪ねて陸奥へ向かったが、途中で病を得た夢枕に翁が現れ、小町に霊湯に入浴して身体を癒やすよう告げたことから見つけられた温泉とされる(夢告)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.11山形県米沢市 小野川町
置賜

白布高湯(山形県米沢市)

しらぶたかゆ1羽の白斑の大鷹が傷を癒やしに飛んできたことから発見された温泉白斑(しらふ)の鷹(たか)から今の温泉地名となったとされる(地名の由来)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.11山形県米沢市 関
南信

塩の湯(長野県大鹿村)

しおのゆ鹿塩七不思議の1つとされる温泉村人の困苦を憐れんだ空海が岩場を杖で突いて湧き出た塩水一説では、鹿が傷を治しているのを見て発見したともされる『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.109長野県大鹿村 鹿塩