西毛

榛名湖(群馬県高崎市)

はるなこ吾妻町善導寺2世円光上人(名僧)の母親(木部夫人)は、怨敵に追われる途中に寺に寄り、その足で榛名湖に入水した榛名湖に大蛇が棲み着いたと聞いた上人は母の化身と悟り、位牌を湖に流したその位牌は箱島の湧水から流れ出てきたとされる木部城主の...
西毛

ひともっこ山(群馬県高崎市)

ひともっこやま上野と駿河の天狗(巨人)が、どちらが一夜で高い山を造れるかを争った(一夜作り伝説)上野の天狗は榛名湖となる場所を掘って榛名富士を造ったが、途中で一番鶏が鳴いてしまった最後に運び上げた土がこぼれ落ち、榛名富士の隣に小さな小山が出...
西毛

長年寺 木部井戸(群馬県高崎市)

ちょうねんじ きべいど落城後に榛名湖に入水して蛇体となった(落城伝説)木部姫(姫君)が、雨の夜に血脈を求めて寺を訪れた血脈を授かると木部姫はお礼に境内に井戸を造ったが、それは榛名湖に通じる底無し井戸とされた寺で膳椀が必要な時は、井戸にその旨...
中毛

水澤寺(群馬県渋川市)

みずさわでら光仁天皇の時代、国司の柏階知隆が巻き狩りで鹿を追い、水澤寺で打ち取った(禁を犯す)村人が鹿を奪って埋めたため、知隆は水澤寺を全て燃やしてしまった知隆は流罪となったが、蹴鞠の最中伊香保の神(その他の神々)が捕まえ、榛名湖そばの室に...
北毛

箱島湧水(群馬県東吾妻町)

はこしまゆうすい杉の大木の根元から湧き出る湧水原町の善導寺二世・円光上人(名僧)の母は榛名湖に入水して大蛇に化身し(変身譚)、上人が位牌を湖に流したこの位牌が湧水から出てきたため、そばにある箱島不動尊に納められている『日本の伝説27 上州の...
石見

蟠竜湖(島根県益田市)

ばんりゅうここの一帯に広大な田を持つ斎藤忠右衛門という長者がおり、毎年1日で田植えを済ますのが恒例であった万寿3年(1026年)、猿回しに見とれて田植えが遅れたため、長者が扇で太陽を呼び戻して済ませた(日招き伝説)その夜暴風雨と津波で田や屋...
出雲

嫁ヶ島(島根県松江市)

よめがしま姑に苛められた嫁(嫁姑)が凍った宍道湖を逃げ渡ろうとして水死した湖の神がそれを哀れみ、その遺体と共に浮き上がったとされる島『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.21日本伝承大鑑:島根県松江市 袖師町
南薩

池王明神(鹿児島県指宿市)

いけおうみょうじん池田湖畔に人頭蛇体のものを見つけ、ある農夫が頭を切ったところ、湖に入っていったその夜農夫は急死し、その妻は病んで「龍王(龍神)を殺したからには一族死に絶えるだろう」と告げた(憑依:祟り)さらに「自分と母を祀るなら赦してやる...
南薩

池田湖(鹿児島県指宿市)

いけだこ古来より龍神伝説が残る湖昭和53年(1978年)に複数の者が湖面に巨大な水生動物の姿を目撃した(UMA)湖には天然記念物の大鰻が棲息する『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.94日本伝承大鑑:鹿児島県指宿市 池田
峡南

四尾連湖(山梨県市川三郷町)

しびれこ湖の主は牛の怪物であったが、300年ほど昔、兄弟武士がそれを退治して自らもその場で斃れた(化け物退治)当時酷い旱魃であったが、退治の翌日から大雨が降ったことから、雨乞いの地とされた(雨乞い伝説)行列を作って兄弟武士の墓を詣でた後、湖...