大分別府

志高湖(大分県別府市)

しだかこ鶴見岳をめぐって由布岳と祖母山は恋敵となったが、鶴見岳は由布岳を選んだ振られた祖母山が泣いて出来たのが志高湖であり、祖母山は2つの山を見るに忍びず、日向の方へ去った(地形の由来)湖に棲む龍神が長者の娘を見初め、娘が水遊びをしていると...
庄内

荒川寺 庄内おばこの碑(山形県鶴岡市)

こうせんじ しょうないおばこのひ荒川寺境内にある石碑茶店の看板娘であったおばこは評判の美人であったが、急に家族が亡くなり、供養のため西国へ巡礼した琵琶湖の竹生島へ行く船に乗ったおばこは、龍神に見初められ、自らを犠牲にして船を動かした(人身御...
置賜

白竜湖(山形県南陽市)

はくりゅうこ置賜地方が旱魃の折、旅の僧が三日三晩経文を唱え続けると雨が降り出し、湖から白龍が巻物を咥えて昇天した赤湯温泉の遊女が男に裏切られて、湖に身投げをして白龍となって昇天した(変身譚)若い僧侶に懸想した娘が、思いが叶わないために湖に身...
南信

火ともし山(長野県岡谷市)

ひともしやま恋仲だった男が諏訪湖の西へ引っ越したが、男は毎晩山で火をともすことを約束した女は酒の入った筒を持ったまま、灯火を頼りに諏訪湖の反対側から走って男に会いに来た酒の入った筒が熱くなるほど毎夜走ったが、さらに我慢できず遂に湖を泳いで渡...
東信

松原湖(長野県小海町)

まつばらこ源頼朝の病気を治すため、畠山重忠は龍の生き肝を手に入れるために松原湖に来たそこに母親が現れ、自分が龍となるので、殺して肝を献ずるよう言った(肉親の犠牲)重忠はやむなく母の龍を殺して肝を取ったが、その供養のために塔を建立した弁財天近...