北薩僧都川(鹿児島県阿久根市) そうずがわ鬼界島から脱出した俊寛がこの地に隠れ住み、弱った身体の療養に努めた回復後に世話になった村人のために水脈を探り井戸を造り、今も湧水として残る『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.82鹿児島県阿久根市 脇本 2025.08.27北薩
鹿児島霧島姫宮神社(鹿児島県鹿児島市) ひめみやじんじゃ開聞にある枚聞神社の姫宮の一人は、足指が2つの不具者であったため、うつろ舟で流された(貴種流離譚)やがて野尻に着いた姫が「水を飲みたい、髪を洗いたい」と言うと水が湧き(湧水)、土地が潤った姫が漂着した9月16日を祭礼の日とす... 2025.08.24鹿児島霧島
峡南浄身石(山梨県市川三郷町) じょうしんせき木花咲耶姫命が富士山にいた頃、産後常に水で身を清めていたため、噴火の際にも母子とも無事であった富士山が噴火した時、木花咲耶姫命が四尾連湖に逃れてきたが、途中で産気付いた命はこの場所で出産し、この石に座って湧水で身を清めた(腰掛... 2025.08.12峡南
峡北峡中八右衛門出口湧水(山梨県北杜市) はちえもんでぐちゆうすい谷戸八右衛門という者が狩りに出た時に山火事に遭い、小蛇を助けた数日後大蛇が現れ、助けて貰ったお礼に、突き刺すと水が湧く楊枝を渡した(動物報恩譚)試しに裏山に行って楊枝を挿すと水が湧き出てきた(湧水)『日本の伝説10 ... 2025.08.10峡北峡中
峡北峡中弘法水(山梨県北杜市高根町清里) こうぼうすい空海が給水に困る旅人の難儀を救うため、杖をついて出した湧水明治の頃、甲府のあった「たくま」という味噌屋が、この水を使って美味い味噌(食品食材)を造って繁盛した『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.84山梨県北杜市 高根町... 2025.08.10峡北峡中
峡北峡中泣き石(山梨県甲斐市) なきいし新府城を追われた武田勝頼に従った夫人が、ここで振り返り燃える城を見て涙を流した(落城伝説)同時にこの石も涙を流して泣き、その跡が残っている(名石)岩の裂け目から水が流れていた(湧水)が、鉄道敷設により移動、水脈が断たれたとのこと『日... 2025.08.09峡北峡中
峡北峡中独鈷ノ井戸(山梨県南アルプス市) とっこのいど空海が独鈷杵(金剛杵)で地面を突いて湧き出てきた湧水日照りの時でも涸れない井戸とされ、地名の由来となっている『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.62山梨県南アルプス市 清水 2025.08.08峡北峡中
峡北峡中法善寺 龍宮井泉(山梨県南アルプス市) ほうぜんじ りゅうぐうせいせん境内にある湧水で、その底が龍宮に繋がっているとされる空海がこの池で雨乞いをしたところ、龍が空を駆けて周辺の村々に雨が降った(雨乞い伝説)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.61山梨県南アルプス市 加賀... 2025.08.08峡北峡中
峡北峡中慈照寺 竜王水(山梨県甲斐市) じしょうじ りゅうおうすい開祖の真翁宗見(名僧)が釜無川の竜王潭(淵)に住む悪龍を済度した翌日、翁に変じた竜王潭の主が礼を述べに現れ、本堂の前庭に湧水を出現させたこのことから湧水は竜王水と呼ばれ、それが地名となった(地名の由来)『日本の伝説... 2025.08.08峡北峡中
峡北峡中強清水(山梨県甲府市) こわしみず中道往還(街道)の途中の峠道にある湧水孝行息子(孝子)が毎日父親のために酒を買っていたが、ある日稼ぎが少ないため峠の湧水を持ち帰ったそれを飲んだ父親は諸白の酒と言ったが、息子が飲むとただの水だった(子は清水)『日本の伝説10 甲州... 2025.08.08峡北峡中