湧水

安房

養老寺 独鈷水(千葉県館山市)

ようろうじ とっこすい正式名は観音寺役行者が地下にあった大蛇を退治して開基した、洲崎神社の別当寺役行者が独鈷(金剛杵)を用いて湧かせた独鈷水(湧水)がある境内の石窟(洞穴)には役行者像があり、『南総里見八犬伝』ではここで伏姫が文字の書かれた...
内房

鐘ヶ淵(千葉県君津市)

かねがふち里見氏と北条氏の戦い(戦国の戦い)の際に、九十九坊という大寺院が焼かれたが、梵鐘だけが沈められた(沈鐘伝説)念仏を唱えると底から水が湧き上がる(湧水)と言われる池の鮒や鯉を捕ると木の葉になり、鰻を捕ると蛇になるという『日本の伝説6...
北総

▲子者清水(千葉県栄町)

こはしみず岩屋古墳の崖下の民家にある湧水自分の稼ぎで父親に酒を飲ませていた息子(孝子)が、ある時稼ぎが少なかったため、近所の水を汲んで飲ませた水を飲んだ父親は「旨い酒だ」と言って喜んだが、息子が飲むとただの水であった(子は清水)『日本の伝説...
北総

清戸の泉(千葉県白井市)

きよどのいずみ船橋カントリー倶楽部の8番ホール脇にある湧水旱魃のため雨乞いをしていると、旅僧から龍神に対して祈願するよう勧められた(雨乞い伝説)祈願すると雨が降り出し、空から3つに切れた青龍が落ちてきたさらに旅僧の勧めで龍を祀り、池を掘って...
東葛飾

羅漢の井(千葉県市川市)

らかんのい里見公園の南側にある井戸(湧水)空海がこの地に立ち寄った際に発見し、飲用にするよう村人に教えた『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.23千葉県市川市 国府台
内房

お茶の水(千葉県千葉市中央区)

おちゃのみず平良文(平氏)の子・忠頼が生まれた時に湧き出てきた湧水で、産湯の水に使った千葉常胤(源平の武将)が源頼朝を出迎え、この水で茶を点てて歓待した『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.11千葉県千葉市中央区 亥鼻
中越

胞姫神社(新潟県柏崎市)

よなひめじんじゃ源義経この地を通りがかった時、北の方が産気付いた無事に嫡男が生まれたため、弁慶が胞衣を神社に奉納した(胞衣塚)近くには弁慶が杖を突いて湧きだした産湯の水(湧水)がある『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.34新潟県柏...
上越

弘法清水(新潟県上越市)

こうぼうしみず空海が行脚の途中、老婆に一杯の水を請うと、老婆は遠く離れた場所から水を汲んで差しだした空海は感激すると、杖で地面を突いて湧水を出した後日別の場所で水を請うと、家人が拒否したため、濁った水しか出てこなくなった(因果応報譚)『日本...
豊前国東

水沼井(大分県宇佐市)

おみいさま安心院七不思議の1つこの地に降臨した三女神(宗像三女神)を追って産湯が天降ってきたものどんな日照りでも涸れることのない湧水とされる『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.106アクセス-連絡先/七不思議マップ/大分県宇佐市 ...
豊前国東

拍子水(大分県姫島村)

ひょうしみず姫島七不思議の1つ姫神がお歯黒(化粧品)をつけて口を洗おうとしたところ水がなかったため、手拍子して水を出した(湧水)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.97大分県姫島村