湧水

大分別府

白水鉱泉(大分県由布市)

しらみずこうせん黒岳に入った猟師が道に迷い、一軒の家に泊めてもらった(異界)夜中に天狗の餅つきを見たため、一夜のはずが実際には罰で1年間眠っていた米のとぎ汁を流すので、それを目印に里へ下りるよう天狗に言われた家に帰ると自分の1周忌の法要がお...
大分別府

男池(大分県由布市)

おいけ龍神がいる湧水とされ、朝日長者が雨乞いをしたため末娘が自ら人身御供となった(雨乞い伝説)末娘が池の大蛇に食われそうになった時、持仏の観音像(仏像)が大蛇の口に飛び込んだ大蛇はかつて長者の屋敷にいた姥で(変身譚)、罪を得て変化していたが...
日田竹田

念仏水(大分県九重町)

ねんぶつみず朝日長者七不思議の1つかつては熱湯の湧水で、財宝を隠した長者が口封じのために運んだ人夫などを殺して投げ込んだ(財宝伝説)現在は冷水が湧き、南無阿弥陀仏(名号)と唱えて足踏みすると、念仏を唱えるような湧水の音が聞こえる『日本の伝説...
大分別府

八幡朝見神社 萬太郎清水(大分県別府市)

はちまんあさみじんじゃ まんたろうしみず八幡朝見神社境内にある湧水孝行息子(孝子)の萬太郎が、不治の病にかかった父(祖父)に汲んできた水を飲ませると全快した(病気平癒)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.19大分県別府市 朝見
東讃

西の滝龍水寺(香川県小豆島町)

にしのたきりゅうすいじ村を荒らす2匹の龍を、空海が甕に封じ込めて洞穴に封印した(化け物封印)龍は改心し、その証として甕の底から湧水が湧き出るようになった(創建伝説)『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.97香川県小豆島町 蒲生
西讃

鷺の井(香川県善通寺市)

さぎのい1羽の鷺が三日三晩羽を休めていたことから見つかった湧水眼病に効くとされた『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.60香川県善通寺市 吉原町
西讃

玉泉院 久の松(香川県善通寺市)

ぎょくせんいん ひさのまつ空海が掘った湧水(玉の泉)から始まる寺院(名称の由来)西行が善通寺を訪れ、ここに庵(西行庵)を建てて滞在した滞在中に和歌を詠み、そこに織り込まれた松の木(久の松)が境内にある『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)...
高松坂出

八十場の霊泉(香川県坂出市)

やそばのれいせん悪魚(怪魚)退治した日本武尊(あるいは讃留霊王)一行は、その毒気に当てられて人事不省となった(化け物退治)その時神童が現れて、この湧水の水を飲ませて88名を正気に返らせた(地名の由来)崇徳上皇が崩御した後、遺体をこの水に浸し...
東讃

大窪寺 杖泉(香川県さぬき市)

おおくぼじ つえいずみ四国八十八ヶ所霊場の結願所である大窪寺の奥の院にある空海が錫杖で地面を突いて出来たとされる湧水『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.31香川県さぬき市 多和兼割
中信

太田清水(長野県塩尻市)

おおたしみず挙兵した木曽義仲が、馳せ参じた乳母子の今井兼平とこの地で出会ったこの湧水で兼平が馬の足を洗ったところ、たちまち馬が元気となり、この地は洗馬と呼ばれた(地名の由来)近くの「邂逅の清水」にも全く同じ伝承あり『日本の伝説3 信州の伝説...