西毛▲蜘蛛が淵滝(群馬県下仁田町) くもがふちだき蜘蛛が主とされる淵と滝で、両岸の樹木を伐って淵に投げ込むと雨が降る(雨乞い伝説)行沢にある二つ岩という淵と通じているとされる『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.130群馬県下仁田町 中小阪 2025.10.02西毛
北毛砂川大滝(群馬県沼田市) すながわおおたき滝壺付近で川止めをして漁をしてた者が魚を獲っていると「てこじろうやー」と滝壺から声がした(声の怪)獲った魚の腹をさばくと、中から自分の弁当に入っていた餅(食品食材)が出てきた数年間「てこじろう」と呼ぶ声が聞こえたが、2尺もの... 2025.09.27北毛
北毛吹割瀑(群馬県沼田市) ふきわればく滝壺の底が龍宮に通じるとされ、必要な数を書いて頼むと膳椀を貸してくれた(椀貸伝説)3日以内に礼状を添えて返す決まりを、誤って1組分だけ期日後に返却しようとしたが、膳は戻らず以降貸さなくなった返却出来なかった膳椀(食器)が現在も残... 2025.09.27北毛
石見蟠龍峡(島根県美郷町) ばんりゅうきょう領主の小笠原長親(南北朝の武将)は、家臣の玄太夫宗利の戦功から褒美に側室を与えて本妻とさせた数年後本妻は病により醜女となり、玄太夫は一人の女中に心を寄せるようになった嫉妬(嫉妬猜疑)した本妻は、3人で峡谷(渓谷峡谷)へ遊山へ... 2025.09.10石見
出雲龍頭ヶ滝(島根県雲南市) りゅうずがだき宇治川の合戦で有名な池月はこの付近で生まれたが、母馬は産後の肥立ちが悪く早くに死んでしまった子馬は母馬を探して滝の上に来ると、滝壺に映った自分の姿を母と間違えて飛び込んだそれを何度も繰り返すうちに、子馬は泳ぎの巧い名馬となった... 2025.09.04出雲
出雲一畑寺(島根県出雲市) いちばたじ通称・一畑薬師坂野与市という漁夫が、赤浦の浜で仏像を見つけて家に持ち帰った夢に薬師如来が現れ、100丈の滝から無事飛び降りれば母親の目が見えるようなると言われ、成功した(夢告)仏像を背負って安置場所を探していると、3人の童子(白狐... 2025.09.04出雲
北薩曽木の滝 カッパ石(鹿児島県伊佐市) そぎのたき かっぱいし島津氏の武将・押川強兵衛(戦国武将)が幼少の頃、この滝の下で泳ぎ疲れるとあがって休んだとされる巨石また強兵衛が休んでいると河童と間違われて、鉄砲で撃たれそうになったとも『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.6... 2025.08.26北薩
鹿児島霧島髢滝(鹿児島県姶良市) かもじたき島津義弘(戦国大名)の継室・隈姫は離縁された後、化粧料地に入り、そこで自害した(子女受難)滝に飛び込んで自害したが、髪が解けて藤蔓に掛かったことから“かもじ滝”と呼ばれる(地名の由来)『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p... 2025.08.25鹿児島霧島
鹿児島霧島龍門滝(鹿児島県姶良市) りゅうもんだき中国の龍門の滝によく似ていることから名付けられた、薩摩の名所(地名の由来)老婆が滝壺で洗濯をしていると大蛇が現れたため、それ以降洗濯をする者がなくなった『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.48鹿児島県姶良市 加治木... 2025.08.25鹿児島霧島
大隅吾平山上陵 稚児の滝(鹿児島県鹿屋市) あいらさんりょう ちごのたき御陵の岩屋近くにある滝継母が継子を捨てようと滝の上に誘い(継子殺し)、いつもより優しい態度で接した奇異に感じた継子は、隠れて継母の帯に自分の帯を硬く結びつけておいた継母は頃合いを見て継子を突き落としたが、帯が結ば... 2025.08.24大隅