出雲

一畑寺(島根県出雲市)

いちばたじ通称・一畑薬師坂野与市という漁夫が、赤浦の浜で仏像を見つけて家に持ち帰った夢に薬師如来が現れ、100丈の滝から無事飛び降りれば母親の目が見えるようなると言われ、成功した(夢告)仏像を背負って安置場所を探していると、3人の童子(白狐...
北薩

曽木の滝 カッパ石(鹿児島県伊佐市)

そぎのたき かっぱいし島津氏の武将・押川強兵衛(戦国武将)が幼少の頃、この滝の下で泳ぎ疲れるとあがって休んだとされる巨石また強兵衛が休んでいると河童と間違われて、鉄砲で撃たれそうになったとも『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.6...
鹿児島霧島

髢滝(鹿児島県姶良市)

かもじたき島津義弘(戦国大名)の継室・隈姫は離縁された後、化粧料地に入り、そこで自害した(子女受難)滝に飛び込んで自害したが、髪が解けて藤蔓に掛かったことから“かもじ滝”と呼ばれる(地名の由来)『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p...
鹿児島霧島

龍門滝(鹿児島県姶良市)

りゅうもんだき中国の龍門の滝によく似ていることから名付けられた、薩摩の名所(地名の由来)老婆が滝壺で洗濯をしていると大蛇が現れたため、それ以降洗濯をする者がなくなった『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.48鹿児島県姶良市 加治木...
大隅

吾平山上陵 稚児の滝(鹿児島県鹿屋市)

あいらさんりょう ちごのたき御陵の岩屋近くにある滝継母が継子を捨てようと滝の上に誘い(継子殺し)、いつもより優しい態度で接した奇異に感じた継子は、隠れて継母の帯に自分の帯を硬く結びつけておいた継母は頃合いを見て継子を突き落としたが、帯が結ば...
峡南

琴路崖・琴路の滝(山梨県早川町)

ことじがけ・ことじのたき奈良田の吾平は、仕事で出会った琴路という娘と恋仲となった琴路は毎夜はるばる奈良田まで通い続けるが、その愛着執心を怖れた吾平は、途中の一本橋に鋸を入れて細工したその夜琴路は橋が崩れ落ちて亡くなり、吾平も別の場所で身投げ...
峡南

儀丹の滝(山梨県富士川町)

ぎたんのたき伊豆からやって来た儀丹上人(名僧)が修行をしていた滝日照りの害に苦しむ民を見て、雨竜剣(刀剣)を振るって雨乞いをして雨を降らせた(雨乞い伝説)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.92山梨県富士川町 平林
郡内

おなん淵(山梨県都留市)

おなんぶち富家(長者)の女中だったおなんは誤って大切な皿(食器)を割って叱られ、滝壺の下の淵に身を投げて死んだその後、必要な膳椀の数を書いて淵に流すと、その分の膳椀を貸し与えた(椀貸伝説)ある時借りた膳椀の半分しか返さなかったため二度と貸し...
佐渡

山居の池(新潟県佐渡市)

さんきょのいけこの池に棲む雄龍が、近くの寺に参拝に来たおせんという娘を見初め、人間に化けて近づいた2人は相思相愛となり、ある時男がその正体を告げたが、おせんは最早離れられず共に池に沈んだこの池の大蛇に雨乞いを祈願すると、雨を降らせる代わりに...
佐渡

十郎滝(新潟県佐渡市)

じゅうろうたき国分十郎季俊は母親の病を治すために、真冬の夜にこの滝に打たれて、病気平癒を祈願した母親の病が治ったことから十郎は褒美を貰い(孝子)、その名が滝についた(地名の由来)『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.43新潟県佐渡市 ...