北摂

箕面大滝(大阪府箕面市)

みのおおおたきある武士が滝壺の覗き込んだところ腰の刀(刀剣)を落としたため、不動明王に祈願して滝行をおこなった満願の日、刀は吹田の垂水に流れ着いているとのお告げを聞き、その通り見つけ出した『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.115大...
和泉

乳滝(大阪府和泉市)

ちちだきかつては“父滝”と書き、鬼の家族である父鬼の住処であったとされる近くにある父瀧不動尊では乳の出が良くなるよう祈願する女性があり、滝に鯉を放って祈願したとされる(授乳の俗信)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.70大阪府和泉市...
加賀

おっしょべ滝(石川県小松市)

おっしょべたき宿に奉公していたお末という女中が、向かいの宿に奉公する下男の竹松に恋をする思いあまったお末は木に登って竹松の部屋に忍び込もうとして落ちてしまう翌日には噂が流れ、竹松はお末を故郷に連れ帰って結婚した(恋の伝説)2人がこの地で逢瀬...
加賀

歌占滝(石川県白山市)

うたうらたき伊勢の神主が歌占いをしながら諸国を巡り、この滝のそばに滞在していた親を探している子供がここで歌占いをしたところ、それが神主の息子であった和歌によって対面を果たした親子の話(親子の情愛)を謡曲とした『日本の伝説12 加賀・能登の伝...
金沢

鹿島神社 鳴和滝(石川県金沢市)

かしまじんじゃ なるわたき奥州へ逃れる源義経一行が、この滝の水を法螺貝(楽器)に入れて飲んだ弁慶が「鳴るは滝の水」の舞曲(音曲)を奏した『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.24石川県金沢市 鳴和町
金沢

小坂神社 鳴和滝(石川県金沢市)

こさかじんじゃ なるわたき奥州へ逃れる源義経一行が、この滝の水を法螺貝(楽器)に入れて飲んだ弁慶が「鳴るは滝の水」の舞曲(音曲)を奏した『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.24石川県金沢市 山の上町
安芸

吾妻子の滝(広島県東広島市)

あづまこのたき源頼政が敗死し、安芸国へ逃げた愛妾の菖蒲御前は、一時期この滝に身を潜めたこの間に、頼政との間に出来た種若丸が亡くなり、遺体をこの地に埋めた後に観音堂に宝篋印塔を安置した(子女受難)滝の名は、我が子の死を悲しんだ菖蒲御前が詠んだ...
備北芸北

駒ヶ滝(広島県北広島町)

こまがたき竜頭山の中腹にある滝源平の戦いで活躍した2頭の馬、池月と磨墨がこの地で生まれ育ったことから名付けられた(名馬伝説)滝の裏側に石仏があり、水量の少ない滝の水をよけて見ることができる『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.47広...
広島廿日市

次郎五郎滝(広島県広島市佐伯区)

じろうごろうたき親が鹿を射た後に全身に鹿の角のような瘤が出来て死んだため、猟師となった次郎と五郎の兄弟は鹿だけ獲らなかったある時小鹿を見つけた兄弟はそれを追いかけたが、誤って小鹿もろとも滝壺に落ちてしまったしばらくして滝壺の淵に大きな鯉が2...
広島廿日市

比丘尼ヶ淵(広島県廿日市市)

びくにがふち滝の淵周辺で夜に機織の音がしたり、尼僧が暮らしているとの噂があったある馬子が淵で馬を休めていると、蜘蛛が足指に糸を絡めたので、馬の轡に移したしばらくすると馬が淵に引きずり込まれ、見ると、淵の底にいる尼僧が蜘蛛の糸で出来た綱を咥え...