奈良宇陀

神波多神社(奈良県山添村)

かみはたじんじゃある旅の僧が10日ほど滞在し、神社の壁に牛の絵(絵画)を残したその絵の牛が夜な夜な出てきて田を荒らすため、僧を探して、木と縄を描かせて外に出ないようにさせた(動く絵や像)その僧は狩野元信という絵師であったとされる『日本の伝説...
生駒葛城

牛の宮(奈良県大和郡山市)

うしのみや6年の年季奉公で働いていた小僧(下男)が3年で亡くなり、夢で残りの年季を翌日通りがかる牛で補うと約束した(夢告:生まれ変わり)夢の通り手に入れた牛はよく働いたが、3年後の年季明けの日に急死したので塚を建てて葬った『日本の伝説13 ...
行田春日部

遍照院 駒形薬師(埼玉県行田市)

へんじょういん こまがたやくし藤原秀衡の護持仏(仏像)であり、眼病を治した夢告により牛車で運んでいる途中で牛が倒れたため、この地に安置した(創建伝説)死んだ牛を埋めたところに植えた松を秀衡松と呼んだ(若木があるとのこと)『日本の伝説18 埼...
中毛

牛石(群馬県伊勢崎市)

うしいし源義経一行が増水した粕川(河川)を渡ろうとしたが、試しに連れていた黒牛を先に渡らせた牛は濁流に呑まれて消えたが、翌日水が引くと巨大な石になっていた(化身した石)五目牛町の地名の由来となったとされる『日本の伝説27 上州の伝説』(角川...
東毛

長楽寺開山堂 牛石・逆さ竹(群馬県太田市)

ちょうらくじかいざんどう うしいし・さかさたけ世良田の長楽寺の開山に招かれた栄朝禅師(名僧)が乗ってきた牛が倒れてそのまま石となった(化身した石)また栄朝禅師が使っていた竹の杖を境内の地面に挿したところ、根付いて竹藪となった『日本の伝説27...
中毛

牛打松跡(群馬県伊勢崎市)

うしうちのまつあと栄西の高弟・栄朝禅師(名僧)が世良田に招かれ、牛に乗ってやって来た途中、牛を打っていた松の枝を挿したところ、根付いて成長した『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.20群馬県伊勢崎市 馬見塚町
東毛

牛之塔(群馬県太田市)

うしのとう地頭の薗田成家(智明上人:名僧)が法然上人の教えを受け、京より阿弥陀如来像(仏像)を牛に運ばせたこの地に来たところ、急に牛が倒れて死んだため供養した(鳥獣墓)啓禅という僧が鎌倉から宝篋印塔を牛に運ばせていたが、この地で牛が死んだた...
石見

熊野神社 誓いの銀杏(島根県益田市)

くまのじんじゃ ちかいのいちょう組頭の養老家(名士)で飼っていた牛の尾を誤って草刈り鎌で切ってしまった責任者が詫びを入れたが養老家は許さなかったため、組中の者総出で詫びに行ってようやく許された(珍事)これ以降過ちを犯さないように神に誓い、そ...
峡南

四尾連湖(山梨県市川三郷町)

しびれこ湖の主は牛の怪物であったが、300年ほど昔、兄弟武士がそれを退治して自らもその場で斃れた(化け物退治)当時酷い旱魃であったが、退治の翌日から大雨が降ったことから、雨乞いの地とされた(雨乞い伝説)行列を作って兄弟武士の墓を詣でた後、湖...
峡北峡中

八牛の池(山梨県北杜市)

やつうじのいけかつて大きな池があり、8つの頭を持った牛が池の主として棲んでいた八ヶ岳が噴火、焼けた石が飛んできて池が小さくなったので、牛は信濃の八那池に移った池の水が濁ると雨が降ると言われる『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.83...