下越岩村寺(新潟県阿賀野市) がんそんじ住職が飼っている猫が夢枕に立って恩返しをすると言い、翌日死んだ藩の御用金を扱う岩村家では、母親の葬儀の最中に棺が宙に浮き、大騒動となっていた(火車)住職が指名されて読経すると、棺が元に戻ったため、寺に莫大な寄付をした(猫檀家)その... 2025.04.08下越
中越普光寺 毘沙門堂(新潟県南魚沼市) ふこうじ びしゃもんどう坂上田村麻呂が蝦夷征伐の途上、戦勝祈願に建てた古刹按摩(座頭)が、毘沙門堂の僧の身体を揉んで、その骨格からその正体が山猫であることを知って、事実を伝えて死んだ多くの村人が山狩りをしたが見つからなかったため、毘沙門堂で... 2025.04.03中越
上越猫又稲荷(新潟県上越市) ねこまたいなり正式名・土橋稲荷神社重倉山に怪獣が棲み着いたため、郡代が退治に行ったが、鉄砲も撥ね返すほどの身体であった中ノ俣の吉十郎という若者が単身で怪物を退治したが(化け物退治)、吉十郎も死んでしまった怪物の正体は化け猫であり(化け物)、... 2025.03.30上越
大分別府猫ヶ岩山(大分県別府市) ねこがいわやま交通の要衝にあった山だが、旅人を襲う化け物が現れて被害が大きくなった源為朝が怪物を退治したが、その正体は猫で、退治された後に岩となった(化け物退治:化身した石)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.29大分県別府市 南... 2025.03.19大分別府
置賜猫の宮(山形県高畠町) ねこのみや延暦年間(781~801年)、高安村の庄屋夫婦は子供がないため、夢のお告げで1匹の三毛猫を飼った三毛猫は妻の後をつきまとったため、主人がついに刀で首を切った切られた猫の首は、屋根裏にいた蛇に噛みつき退治した(動物報恩譚)蛇は、かつ... 2025.02.12置賜
北信夜泣き石(長野県千曲市) よなきいし姨捨山に捨てられた老婆が石と化し(姨捨伝説)夜泣きをしたため、西行が読経したところ、悟りを開いて血を吹いて2つに割れたという(化身した石:血の出る石)酒屋に大猫のあやかしが現れ、やがて女中が赤ん坊を産んだが、突然行方不明となり石の... 2025.01.25北信
丹後鶏塚(京都府宮津市) にわとりづか飼い猫が主人を食い殺そうと女に化けたのを知った鶏が、それを知らせるため鳴き続けた(動物報恩譚)騒ぎとなったため猫は鶏を食い殺して逃げ、鶏は丁重に葬られた実際には和泉式部の歌(和歌)反故を埋め、そこに供養塔を建てたもの(その歌に“... 2024.12.26丹後
洛中称念寺(京都市上京区) しょうねんじ通称・猫寺飼い猫が女人に化けて舞を舞っていたのを見た住職が、猫を追い出した数日後、猫が夢に出てきて「客人が来るので丁重に」と告げる(夢告)翌日、疎遠になっていた檀家の松平家の姫が亡くなり、当寺で葬儀を出すよう頼まれた境内の「猫松... 2024.12.15洛中