生誕伝説

生駒葛城

杓の森(奈良県御所市)

しゃくのもり役行者が現在の吉祥草寺の地で生まれた時に、産湯を汲んだ柄杓を埋めた場所(生誕伝説)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.110奈良県御所市 玉手
生駒葛城

タライの森(奈良県御所市)

たらいのもり役行者が現在の吉祥草寺の地で生まれた時に、産湯を使った盥(桶樽)を埋めた場所(生誕伝説)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.110奈良県御所市 玉手
奈良宇陀

常盤の森(奈良県奈良市)

ときわのもり常盤御前が2人の子を連れて通り掛かった時、急に産気付いたやむなく叢林の中にある石の上で出産したが、それが後の源義経となる(生誕伝説)この叢林は別名、藤の森、不浄の森とも呼ばれる近くの川の水を産湯に使ったが、その場所をタライが淵と...
秩父

大陽寺(埼玉県秩父市)

たいようじ寺に一人の娘が住み着き、やがて住職との間に子ができた娘は子を生む際に七日間産室を覗かないよう釘を刺したが、住職は覗いて大蛇が赤子をあやしているのを見た娘は諏訪の大蛇であり、正体を知られたため赤子を残して消え去った(異類婚姻譚:見る...
川越飯能

子ノ権現天龍寺(埼玉県飯能市)

ねのごんげんてんりゅうじ紀伊国で子の年・子の月・子の日・子の刻に生まれた子ノ聖(名僧)が創建した(生誕伝説)山を開く際、ここに棲む鬼が火を放ったが、十一面観音が龍に化身して火を消した(創建伝説:神仏の加護)聖が昇天する時、かつて火によって足...
出雲

稲田神社(島根県奥出雲町)

いなだじんじゃ奇稲田姫命の生誕地とされ、近くに産湯の池、へその緒を切った竹(笹の宮)がある(生誕伝説)境内の社務所に蕎麦屋(店舗)が営業する『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.36島根県奥出雲町 稲原
出雲

弁慶の森(島根県松江市)

べんけいのもり縁結び祈願のために出雲を訪れた紀伊国の弁吉女が契りを結んで住んだ場所が叢林となっている身籠もって18ヶ月で弁吉女が生んだ子が弁慶で、生まれた時から歯が生えていた(生誕伝説)この森の中には弁慶産湯の井戸跡が残る『日本の伝説48 ...
出雲

菅原天満宮 野見宿禰の墓(島根県松江市)

すがわらてんまんぐう のみのすくねのはか野見宿禰は播磨国で亡くなったが、出雲の人がその地に埋葬した後、分骨を持ち帰った菅原是善が祖先の野見宿禰の墓所を詣でた時、案内役の娘を気に入ってそばに召したその後娘は是善との間に生まれた子を伴って京へ上...
南薩

天の岩屋供養塔群(鹿児島県指宿市)

あまのいわやくようとうぐん智通という僧侶がこの地にある洞穴から閼伽(湧水)を汲んで修行を積んでいたその閼伽を口にした鹿が身籠もって、口から女児が生まれた(生誕伝説)その女児は成長して采女として都に上り、天智天皇の后・大宮姫となった姫は足の指...
峡北峡中

大泉寺(山梨県甲府市)

だいせんじ武田信虎(戦国大名)は嫡男誕生の直前に、曾我五郎(曾我兄弟)の生まれ変わりであると夢告された生まれてきた若君(後の武田信玄)は右手を固く握りしめて開けようとしなかった天桂和尚(名僧)は富士の裾野で曾我十郎の幽霊と会い、弟の転生聞き...