四万十足摺化粧坂(高知県檮原町) けしょうざか坂の向こうに水田があり、往来を通る者はそこに影を映して身なりを整えたとされる(地名の由来)かつてこの坂に3mあまりの巨人が水田に姿を映していたとの噂が流れ、通る者がいなくなった『日本の伝説22 土佐の伝説』(角川書店)p.68高... 2025.12.06四万十足摺
川越飯能長勝院跡(埼玉県志木市) ちょうしょういんあとこの地を治めていた藤原長勝の屋敷跡長勝は沼に棲む大蛇を退治して(化け物退治)、広大な田を開拓して田面長者と呼ばれた『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p76埼玉県志木市 柏町 2025.10.24川越飯能
川越飯能霊巖寺 田植え地蔵(埼玉県日高市) れいがんじ たうえじぞう近くの田に現れた老人が方々の田植えの手伝いをした(手伝う神仏)村の者がこの寺まで送っていくと消えてしまい、本尊の地蔵を見ると老人そっくりの顔だった『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.69埼玉県日高市 新堀 2025.10.23川越飯能
北毛禅定院 田植え地蔵(群馬県沼田市) ぜんじょういん たうえじぞう田植えの時、見知らぬ者が手伝ってくれてそのまま帰っていった後を追うと、禅定院の前で消え、本尊の地蔵菩薩像が泥まみれになっていた(手伝う神仏)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.56群馬県沼田市 白沢町尾... 2025.09.26北毛
石見蟠竜湖(島根県益田市) ばんりゅうここの一帯に広大な田を持つ斎藤忠右衛門という長者がおり、毎年1日で田植えを済ますのが恒例であった万寿3年(1026年)、猿回しに見とれて田植えが遅れたため、長者が扇で太陽を呼び戻して済ませた(日招き伝説)その夜暴風雨と津波で田や屋... 2025.09.11石見
石見やまんばの洞窟(島根県邑南町) やまんばのどうくつ原山の山中にある、山姥が棲むとされる洞穴当地の豪農の田植えでは、毎年働く早乙女の数が一人増え、飯の時だけ元の数に減るが、山姥のせいとされる『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.90島根県邑南町 矢上 2025.09.10石見
鹿児島霧島狭名田の長田(鹿児島県霧島市) さなだのおさだ瓊瓊杵尊が初めて水稲を作った田で、最古の水田とされる妻の木花咲耶姫命が子を産んだ時に乳が足りなかったため、この田の米を使って甘酒(料理)を作り育てとされる現在は霧島神宮の神田となっている『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書... 2025.08.26鹿児島霧島
大隅道隆寺跡(鹿児島県肝付町) どうりゅうじあとかつて寺にあった池に大蛇が棲み、村人を困らせていた農夫に化けて寺にやって来たのを見咎めた和尚によって額に「千」の字を書かれた(化け物封印)その後大蛇は川で死んでいるのが見つかり、棲んでいた池は田に変わった怒った和尚が大蛇に遠... 2025.08.24大隅
峡北峡中根古屋神社 大ケヤキ(山梨県北杜市) ねごやじんじゃ おおけやき本殿と舞台を挟んで生える2本の欅の巨木向かって左が「田木」、右が「畑木」とされ、芽吹きの早さで田畑いずれが豊作となるか占いをおこなう『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.80山梨県北杜市 須玉町江草 2025.08.10峡北峡中
峡北峡中当麻戸神社(山梨県韮崎市) とうまとじんじゃ正月1日に、境内の池にある御供石(磐座)に神饌を置くと、白斑の烏がやって来てついばむさらに烏はそれを新田に持っていき、その置き場所によって農作の豊凶占い、烏飼いの神事(祭礼)がおこなわれる『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川... 2025.08.09峡北峡中