異人

東三河

▲えれん様(愛知県東栄町)

えれんさま「飛八様」へ至る道をさらに奥へ入った三ツ瀬集落の旧庄屋宅の門前近くにある墓碑(墓所)正月2日、庄屋の家の近くを不審者が歩いているとの知らせを受け、酔った村人が沢まで追いかけて殺した(私刑)不審者は全身毛だらけの大男(異人)であった...
海部知多

明眼院(愛知県大治町)

みょうげんいん清目という僧の夢に異国人(異人)が現れ(夢告)、眼病治療に必要な薬品や霊水について教授され、寺院で眼病治療を始めたかつて平景清が目を病んだ時、この寺院を頼って目を回復させた景清はお礼に着用していた鎧を奉納した『日本の伝説7 愛...
東葛飾

八幡の藪知らず(千葉県市川市)

やわたのやぶしらず不知八幡森とも呼ばれる一度入ると出られなくなる、入ると祟りがあるとされる禁足地の竹藪徳川光圀が中に入って異人と遭遇し、警告を受けた平将門を討った平貞盛(地方豪族)が、将門の死門に当たる地として陣を張った平将門の首を守った家...
大分別府

円通寺(大分県大分市)

えんつうじ府内(大分)にあった日羅が、東の山に慶雲がかかっているのを見て登ろうとしたそこに9頭の鹿と、猪が現れて日羅を山頂へ導いた猪にまたがった異人が現れ、ここに寺を建てて衆生済度するよう頼んだ(創建伝説)鹿や猪が先導したため九鹿猪山と名付...
先島諸島

目利真御嶽(沖縄県宮古島市)

みずまうたき按司と天人の間に生まれた三女が13歳の時に突然懐妊し、男児を産んだ男児は、頭に2本の角を持ち、手足は鳥のように細い異人であった男児が14になった時、母と祖母と同時に生きながら昇天し、その後たびたび姿を現し霊験を示し、御嶽に祀られ...
中頭

普天間宮(沖縄県宜野湾市)

ふてんまぐう琉球八社の1つ首里桃原に出現した女神が境内の洞穴に籠もったとされる(創建伝説)洞穴から仙人(異人)が現れ「我は熊野権現なり」と示されたとも『日本の伝説2 沖縄の伝説』(角川書店)p.63沖縄県宜野湾市 普天間
島尻

天久宮(沖縄県那覇市)

あめくぐう琉球八社の1つ美しい女人が法師と共に不意に現れたり消えたりすることがたびたびあったため、神として祀った(異人)女人は弁財天、法師は熊野権現を名乗ったとされる(創建伝説)『日本の伝説2 沖縄の伝説』(角川書店)p.17沖縄県那覇市 ...