痕が残る石

西毛

丹生城址 三日月石(群馬県富岡市)

にうじょうし みかづきいし大和国から来た丹生四郎金乗(地方豪族)の居城跡にある、三日月型の凹みのある石(痕が残る石)金乗は、窪みに溜まった水を硯に使い、またその水は眼病に効くとされた敵の襲撃を受けた折、三日月の光が窪みの水に反射して(怪光)...
西毛

蛇宮神社 龍の爪かき石(群馬県富岡市)

じゃぐうじんじゃ りゅうのつめかきいし鏑川に棲み着いた白蛇が龍となって昇天する際に、後ろ脚で蹴った痕が残る石その後、神として祀って欲しいと慈眼法師に夢告して祀られるようになった(創建伝説)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.125...
西毛

百合若の足跡石(群馬県安中市)

ゆりわかのあしあといし百合若大臣という者が、この地から妙義の山に向かって矢を放ったその時足を掛けていた石に足跡が残った(痕が残る石)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.110群馬県安中市 横川
熊毛大島

▲俊寛の投筆岩(鹿児島県三島村)

しゅんかんのなげふでいわ?鬼界島に独り残された俊寛は、仏に罪を告白し許しを得ようと、巨岩に筆(文具)を投げて梵字を書いた現在、大岩に梵字に似た窪みが残されている(痕が残る石)『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.84鹿児島県三島村...
峡南

印石(山梨県市川三郷町)

おしていし空海がこの地で食事のために大きな石に腰掛け、立ち上がる際に手をつくと跡がついた(痕が残る石)これによりこの地は印沢(おしてざわ)と呼ばれ(地名の由来)、現在印石は2ヶ所に置かれている『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.1...
峡南

鬼石(山梨県市川三郷町)

おにいしかつて荒神堂に男女の鬼が棲み着き、大石を手にして遊び、里人を驚かしていた“鬼石”と彫られた大石(字彫りの石)が2つ残され、鬼の手形と呼ばれる凹みがある(痕が残る石)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.109山梨県市川三郷町...
峡東

踊石(山梨県甲州市)

おどろいし上部にデイラボッチ(巨人)あるいは鬼の足跡が2つ残る、長さ5m、幅2m弱、高さ1m強の巨石(痕が残る石)この上で巨人(または鬼)が踊ったとされる『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.47山梨県甲州市 塩山上萩原
峡東

七日子神社 小児寿福石(山梨県山梨市)

ななひこじんじゃ しょうにじゅふくいし?欽明天皇の妃が懐妊した時、甲斐国に七日子神を祀り、貢米を食したところ無事皇女(後の推古天皇)を出産した参道にある大石の上に赤ん坊の足跡のような凹みがあり(痕が残る石)、お宮参りの際に赤ん坊にそれを触れ...
峡東

長源寺(山梨県山梨市)

ちょうげんじ住職が度々失踪して無住となった寺に旅の僧侶が一夜の宿を取った夜中に怪しい僧が現れ「両足八足、横行自在にして眼、天を差す時如何」と問い掛けてきた旅の僧はすかさず「汝は蟹なり」と言って、独鈷を投げつけて退治した(化け物退治)境内には...
佐渡

白島(新潟県佐渡市)

しろしま羽の生えた多くの白馬(霊獣)が空から舞い降りてきたとされる島馬はこの島で白い糞をしてそれを足で踏み固めたため、島全体が白くなり、また馬の蹄跡が残った(痕が残る石)空海の護摩壇跡が残る女人禁制の島とされる『日本の伝説9 佐渡の伝説』(...