奈良宇陀不審ヶ辻子(奈良県奈良市) ふしがづしかつて松浦という長者に忍び入った盗賊が捕らえられ、近くの谷に落とし殺したところ鬼となった鬼は元興寺の鐘楼に出現して人を襲ったが、道場法師(名僧)が取り押さえようとした(化け物退治)夜明け前に鬼は逃げ出し、この通りで見えなくなったた... 2025.11.07奈良宇陀
川越飯能どろぼう橋(埼玉県川越市) どろぼうばし捕り方に追われた盗人(盗賊)がこの橋を渡って喜多院の敷地に逃げ込んだその直後喜多院に参拝して深く罪を悔いて改心して善人となったことから名が付いた(地名の由来)『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.81埼玉県川越市 小仙波... 2025.10.24川越飯能
西毛伊勢三郎義盛屋敷跡(群馬県安中市) いせさぶろうよしもりやしきあとこの地で盗賊をしていた伊勢三郎義盛(源平の武将)の屋敷跡橋向こうの宿に旅人を泊めて殺していたため“朝不見橋”と呼ばれた橋の一部が残る源義経の家来となって奥州へ向かう前、大願成就を願ったところ池の葦がすべて片葉と... 2025.10.01西毛
北毛花咲石(群馬県片品村) はなさくいし東征の帰途に日本武尊が、付近を荒らし回る悪勢(おぜ)という賊(盗賊)の砦を焼き討ちにした悪勢の長は妻子だけ逃がそうとしたが、妻は大火傷を負ってしまい、そのまま石に変化した(化身した石)石は表面に牡丹の花の模様があり、その後悪疫が... 2025.09.27北毛
北毛雲谷寺(群馬県沼田市) うんこくじ4人の盗人(盗賊:あるいは弁慶とも)が鐘を盗んだが、途中で腹が減ったため、近くの村人から粟飯を分けてもらった鐘を探しにきた僧侶が同じ村人から粟飯(食品食材)を分けてもらい、盗人に施したことを褒めて立ち去った村人が雲谷寺を訪れると、... 2025.09.26北毛
石見姫逃池(島根県大田市) ひめのがいけ近くの山賊(盗賊)の頭領が長者の娘に懸想し、長者の家を襲ったその時、娘と恋仲だった若者が助太刀に来たが、逆に返り討ちに遭った(悲恋伝説)娘は嘆き悲しみ池に入水したが、その後ほとりに咲くようになった杜若は娘の魂の化身とされた(地名... 2025.09.05石見
河内石川五右衛門石(大阪府太子町) いしかわごえもんいし遠州浜松の大野師泰の家臣・真田蔵之進は、家督を奪われた若君を匿って、この地に住んだ亡君の子を養うために盗賊を始め、石川五右衛門と名乗ったとされる五右衛門が腰掛けたされる腰掛け石がある『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店... 2025.07.09河内
福井龍沢寺 小便仏(福井県あわら市) りゅうたくじ しょうべんぶつ?能登を回っていた梅山禅師(名僧)は、子供が小便で土をこねて造った仏像を貰い受けた(糞尿譚)その夜盗賊の家に泊まった禅師は斬りつけられたが、仏像が身代わりとなって斬られた(身代わりの神仏)『日本の伝説12 加賀・... 2025.06.19福井
金沢伝燈寺 身代わり地蔵(石川県金沢市) でんどうじ みがわりじぞう地蔵堂に泊まった開基の良運禅師(名僧)を盗賊が襲い、斬りつけた翌朝見ると地蔵の鼻が欠けているだけで(身代わりの神仏)、盗賊は改心して禅師の弟子となり、2代目住職となった『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店... 2025.06.14金沢
尾張二村山 峠地蔵堂(愛知県豊明市) ふたむらやま とうげじぞうどう二村山の麓付近にある、3体の地蔵を祀る山を根城にしていた盗賊(熊坂長範とも)が、通りがかった旅人を袈裟切りに斬り捨てた確かめると、地蔵が斬られていた(身代わりの神仏)地蔵堂にある左側の地蔵がそれと言われ、頂上付... 2025.05.10尾張