目安の石

加賀

石の木塚(石川県白山市)

いしのきづか酒屋の浦島太郎は、毎夜酒を買いに来る娘に誘われて龍宮へ行き、乙姫と契りを交わした望郷の念に駆られた浦島は故郷に戻ったが知る者もなく、すぐに朽ち果ててしまった龍宮から浦島の5人の娘がこの地を訪れ、父の死を知って嘆き悲しみ、そのまま...
南信

米高岩(長野県伊那市)

こめたかいわ天女橋の下あたりにある、上に祠の置かれた巨石川の水がこの岩にあたって流れる年は、水害などで凶作となり、米の値段が上がるといわれる(目安の石)『日本の伝説3 信州の伝説』(角川書店)p.102長野県伊那市 高遠町西高遠
中信

▲商人石(長野県松本市)

あきんどいし?峠道にある、こぶし大の石が積み重なったもの松本の商人が追い剥ぎに殺され、そのまま石になったと言われる(化身した石)松本の物価を予言し、上がると山のように高くなり、安くなると崩れて道をふさぐこともあるという(目安の石)『日本の伝...
洛外

義経背比べ石(京都市左京区)

よしつねせくらべいし鞍馬山で天狗と剣術の稽古をした牛若丸(源義経)が、奥州へ行く前に名残を惜しんで背比べをした石(目安の石)『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.80京都市左京区 鞍馬本町
洛中

六角堂 へそ石(京都市中京区)

ろっかくどう へそいし頂法寺(六角堂)の境内にあるこの石を元にして平安京の条坊を定めた()平安京の条坊を定めたところ、六角堂が往来の邪魔となるため、移動するよう祈るとへそ石だけが取り残された『京都名所図会』ではへそ石は六角通の上に描かれてお...