眼病

さいたま川口

龍燈の池(埼玉県川口市)

りゅうとうのいけ光明皇后の眼病平癒のため武蔵国を訪れた行基が、池に松明(灯火)を掲げた龍を見つけて、薬師堂を建てた皇后の眼病が治った代わりに、池に棲む魚は全て片目となってしまった(片目の魚)『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.12...
西毛

丹生城址 三日月石(群馬県富岡市)

にうじょうし みかづきいし大和国から来た丹生四郎金乗(地方豪族)の居城跡にある、三日月型の凹みのある石(痕が残る石)金乗は、窪みに溜まった水を硯に使い、またその水は眼病に効くとされた敵の襲撃を受けた折、三日月の光が窪みの水に反射して(怪光)...
西毛

安楽寺 安楽寺古墳(群馬県高崎市)

あんらくじ あんらくじこふん源頼朝が巻狩の帰途に倉賀野に逗留した時、倉賀野三郎高俊(源平の武将)の娘・卯月姫(姫君)が身辺の世話をした卯月姫は頼朝の眼病治癒の祈願を安楽寺岩屋(古墳)にある石仏に事前におこなって治した『日本の伝説27 上州の...
西毛

小祝神社旧跡(群馬県高崎市冷水町)

おぼりじんじゃきゅうせき和銅7年(714年)池から怪光が発するので確かめると、赤い目で首が白い亀が池から這い出てきたこれを献上したところ、元号が霊亀となったとされる池の水で目を洗うと、はやり目が治る(眼病)『日本の伝説27 上州の伝説』(角...
出雲

一畑寺(島根県出雲市)

いちばたじ通称・一畑薬師坂野与市という漁夫が、赤浦の浜で仏像を見つけて家に持ち帰った夢に薬師如来が現れ、100丈の滝から無事飛び降りれば母親の目が見えるようなると言われ、成功した(夢告)仏像を背負って安置場所を探していると、3人の童子(白狐...
大隅

平景清の墓(鹿児島県曽於市)

たいらのかげきよのはか捕らえられた平景清は後に赦免され日向国に土地を与えられ隠棲したその後、柳井谷の地へ移ってここで没したことから墓所がある眼病に効くとのことから、墓石を削って服用された(信仰の墓碑)『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書...
佐渡

風島弁天(新潟県佐渡市)

かざしまべんてん村長の息子が眼病にかかり、この弁財天に21日間祈願を続けたが一向に良くならなかった絶望した息子は巨岩から飛び降りたが、風に吹き上げられて赤泊の莚場に着地した(神仏の加護)その後眼病は完治し長寿を全うした『日本の伝説9 佐渡の...
佐渡

御井戸庵(新潟県佐渡市)

おいどあん佐渡に流罪となった日蓮を、帰依した中興入道(僧侶)が招いて庵を建てた日蓮が掘り当てた井戸があり、この水を取り寄せて『歓心本尊抄』を書き著した井戸の水は眼病に効くとされるこの地で日蓮が経文を読んでいると蛙がうるさく鳴くので、一喝した...
北摂

佐井寺 佐井の清水(大阪府吹田市)

さいでら さいのしみず行基が祈願して湧き出した湧水で、眼病に効験があるとされる現在は水源から佐井寺境内に水が引かれている『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.107大阪府吹田市 佐井寺
奥能登

九ノ里薬師寺(石川県能登町)

くのりやくしじ住職の夢枕に仏が立ち、境内の湧水が眼病に効くことを告げた(夢告)かつて本尊(仏像)が盗まて溶かされかけたが、大火事になったため、祟りと怖れて返却された(罰を与える)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.120石川...