中毛

五郎神社(群馬県伊勢崎市)

ごろうじんじゃある時広瀬川(河川)の上流から矢が流れてきて、「五郎権現の垂迹である」との託宣があった(創建伝説)この五郎権現は片目で、鎌倉権五郎を指すと考えられる『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.48群馬県伊勢崎市 太田町
石見

飯尾山八幡宮(島根県江津市)

いいおやまはちまんぐう付近の山に怪猫が出現するため、弓の名人・七右衛門(豪傑)が退治に行くが、怪猫は命中しても死ななかったまた矢が尽きると悠々と立ち去るため、よく見ると自分の家の飼い猫が鍋を被っている姿だった七右衛門は猫に悟られぬよう矢を1...
峡北峡中

昌福寺 観音堂(山梨県韮崎市)

しょうふくじ かんのんどう十一面観音、馬頭観音、正観音(実際には梵天)の3体の観音像(仏像)が祀られる源頼朝が参詣して源氏の戦勝祈願をすると、次の戦いの陣中に3人の僧侶が現れ、敵の矢を拾って渡したので勝利した(神仏霊験譚:手伝う神仏)『日本...
峡東

国立神社 矢石(山梨県笛吹市)

くにたちじんじゃ やいし天から降ってきた矢が石と化したとされる石(化身した石)この矢石から降矢姓を名乗る家がこの近辺には多くある(姓名の由来)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.50山梨県笛吹市 一宮町塩田
郡内

的様(山梨県道志村)

まとさま室久保川(河川)の川床にある、的のような模様のついた花崗岩(奇岩怪石)富士の巻き狩りの折、源頼朝がこれを的にして矢を射たとされる『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.26山梨県道志村 池之原
郡内

矢立の杉(山梨県大月市)

やたてのすぎ源頼朝が、富士の巻き狩りの折に放った矢が立ったとされる杉の木戦国時代には、軍勢がこの街道を利用して通る途中、武運を祈ってこの木に矢を射立てる慣習があった(武運長久)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.20山梨県大月市 ...
佐渡

矢島(新潟県佐渡市)

やじま矢竹(竹藪)を産出したので名が付いた島(地名の由来)源頼政の鵺退治の際に使われた矢もここの竹で作られたものとされる『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p.106新潟県佐渡市 小木
河内

鏑矢塚(大阪府八尾市)

かぶらやづか聖徳太子が戦乱で四天王寺に必勝祈願をし、舎人の迹見赤檮(とみのいちい)が矢を放つと、物部守屋に当たって射殺したこの時の鏑矢を埋めた塚『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.87大阪府八尾市 南太子堂
広島廿日市

邇保姫神社(広島県広島市南区)

にほひめじんじゃ神功皇后が三韓征伐の帰りにこの地で1泊した出発時に邪気払いに放った矢を御神体として、爾保都比売神を祀る神社を当地に建てた(創建伝説)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.62広島県広島市南区 西本浦町
西三河

明星院 片目不動尊(愛知県岡崎市)

みょうじょういん かためふどうそん徳川家康が戦場で劣勢に立たされた時に(戦乱)、白衣の武人が現れ加勢した武人は敵方の矢で片目を射抜かれると姿を消したが、徳川方が勝利した勝利の後に明星院へ行くと、本尊の不動明王の片目が潰れており、武人の正体を...