祈雨

広島廿日市

蛇喰磐/水神釜(広島県大竹市)

じゃぐいいわ/すいじんかま小瀬川(河川)にある甌穴群この穴は三倉岳の大蛇がこの地へやって来て食った跡であるとされる甌穴は“水神釜”と言われ、夏でも水が涸れず、誤って水をかき混ぜると嵐になるとされ、雨乞いに使われた(祈雨)『日本の伝説21 広...
外房

本国寺 日蓮上人坐像(千葉県大網白里市)

ほんこくじ にちれんしょうにんざぞう天文15年(1546年)に造立された日蓮の木像坐像(貴人像)別名“雨乞い祖師像”と呼ばれ、祈雨の霊験あらたかとされる境内には文政と昭和時代におこなわれた雨乞いの成果を記した記念碑がある『日本の伝説6 房総...
内房

高宕山 鉄釜(千葉県富津市)

たかごやま てつがま山頂にある鉄釜は、源頼朝がこの山で武運長久を祈願した時に煮炊きをした釜(鍋釜)と言われる釜の中にたまった水を、途中で休むことなく持ち帰って田に注ぐと雨が降るとされる(祈雨)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.69...
北総

泉倉寺 延命地蔵(千葉県印西市)

せんぞうじ えんめいじぞう井伊家(大名)より寄進された地蔵雨乞いの霊験あらたかであるとされ、雨乞い地蔵と呼ばれる(祈雨)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.28千葉県印西市 和泉
下越

雨乞い地蔵(新潟県新潟市秋葉区)

あまごいじぞう堀に地蔵をつけておくと、数日で雨が降る(祈雨)雨乞いを面倒がった男が鉈で地蔵の鼻を斬ったところ、自分の鼻が落ちた(罰を与える)『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.99新潟県新潟市秋葉区 飯柳
豊前国東

白石神社(大分県国東市)

しらいしじんじゃ漁夫が海で網を投げ入れると、魚ではなく8個の白石がかかったさらに続けて3度同じことが起こったため、白石を浜へ持ち帰った(付き纏う石)その夜、夢で八大龍王(龍神)を名乗る翁が現れて社を築いて祀った(創建伝説)雨乞いのご利益があ...
西讃

加茂神社 綾子踊(香川県まんのう町)

かもじんじゃ あやこおどり加茂神社に伝わる伝統的な祈雨の踊り(重要無形民俗文化財)綾子という女性が、旅の僧に雨乞いの踊りを教えてもらい踊ったところ、大雨が降ったことから始まる(雨乞い伝説)旅の僧は空海であったとされる『日本の伝説5 讃岐の伝...
西讃

大水上神社 うなぎ淵(香川県三豊市)

おおみなかみじんじゃ うなぎぶち讃岐国二之宮・大水上神社の境内にある淵淵をさらい雨乞い(祈雨)をおこなう時に、黒い鰻が出ると雨、白い鰻が出ると日照りが続き、蟹が出ると大風になるとされる『日本の伝説5 讃岐の伝説』(角川書店)p.69香川県三...
東讃

青木女体神社(香川県さぬき市)

あおきにょたいじんじゃかつて青木にあったが、その後女体山の山頂に祀られる海女の玉取りの際に志度に下向した女官が地元に残り、その後、農村に嫁いだ水不足に悩まされる土地だったため、水神となることを願い、その死後祀られるようになった他の人と異なり...
東讃

幸田池(香川県さぬき市)

こうでんいけ法要の最中に殺生を願ったため大蛇と化した(変身譚)、猟師の当願が隠れ棲んだ池(罰を与える)大蛇は大きくなり、さらなる場所を求めて満濃池、さらに槌の門へと移っていったこの土地の者は槌の門へ酒を持っていき、雨乞いの祈願すると雨が降る...