神主

北毛

堂岩(群馬県長野原町)

どういわ山の中腹にある、お堂のように突き出した巨石で、天狗が棲むとされる王城山神社の神主・浦野家では、饗応の用があると天狗を召し出して膳椀を用意させていた(椀貸伝説)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.81群馬県長野原町 横壁
北毛

永井箱根神社(群馬県昭和村)

ながいはこねじんじゃ仁平年間(1151~1154年)箱根権現の御幣が飛来して岩の上に立ったので、神意とみなして祀った(創建伝説)その後御幣を取り戻そうと箱根権現の使者(神主)が来たが、争いの上殺害してしまい(口封じ)、境内に埋葬した『日本の...
出雲

推恵神社(島根県松江市)

すいけいじんじゃ日御碕神社の宮司(神主)・小野尊俊の妻に懸想した藩主(大名)は、口実を設けて尊俊を隠岐へ流罪とした(冤罪)怨みに思った尊俊は呪いを仕掛け、白鷹を放って松江城に怪異を引き起こしたさらに白鷹を使って妻の許へ手紙を送ったが、その返...
出雲

阿太加夜神社(島根県松江市)

あだかやじんじゃ別名・芦高神社河童が、川で神官(神主)が洗っている馬に悪さをしたため、馬小屋まで引きずられて捕らえられた河童は詫びを入れ、以降「カワコ、カワコ、芦高の生まれ」と言って泳ぐと溺れない(除災の俗信)神社の西を流れる、河童がいたと...
鹿児島霧島

十三塚原史跡公園(鹿児島県霧島市)

じゅうさんづかばるしせきこうえん八幡社の正統を争っていた宇佐神宮は14人の神官(神主)を鹿児島神宮(正八幡宮)へ遣わし神殿に放火した燃える火の中に「正八幡宮」の文字が浮き出たため(神威を見せる)、畏れ戦いた神官は逃げ出した途中休憩していると...
佐渡

胎蔵寺 藤波友忠奉納絵馬(新潟県佐渡市)

たいぞうじ ふじなみともただほうのうえま佐渡に流罪となった伊勢祭主(神主)の藤波友忠が描いた絵馬(動く絵や像)1頭の裸馬が田畑を荒らすので祭主に相談すると、心当たりがあるとして絵馬に口取縄を描き添えて封じた『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川...
加賀

盲ヶ池(石川県加賀市)

めくらがいけ菅生石部神社の神主が神の姿を見ようとしたが、神は整髪中であったため怒って櫛で目を突き刺した神の怒り(罰を与える)に触れた神主はそのまま池に飛び込んで死に、その池の魚は全て片目となった(片目の魚)神主の命日に池に餅を撒く風習(祭礼...
加賀

菅生石部神社(石川県加賀市)

すごういしべじんじゃ奥州へ逃げ落ちる途上の源義経一行が参拝した祭神の女神(豊玉姫命)を覗き見した神主があり、その神主が入水した池の魚は片目になった(片目の魚:罰を与える)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.73石川県加賀市 ...
加賀

歌占滝(石川県白山市)

うたうらたき伊勢の神主が歌占いをしながら諸国を巡り、この滝のそばに滞在していた親を探している子供がここで歌占いをしたところ、それが神主の息子であった和歌によって対面を果たした親子の話(親子の情愛)を謡曲とした『日本の伝説12 加賀・能登の伝...
海部知多

津島神社(愛知県津島市)

つしまじんじゃ尹良親王の一子である良王親王は、父の死後、臣下の者11名と共に津島に至る(後南朝)津島神社には尹良親王を祀る若宮社があり、良王親王は当社の神主に、臣下の11名が社家となったとされる『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.2...