神仏の諭し

さいたま川口

円乗院 おくり地蔵(埼玉県さいたま市中央区)

えんじょういん おくりじぞう酔って帰る侍の後を不審な者が付いてくるため、振り返るなり刀で斬りつけた翌朝、血の跡を追うと地蔵堂の前に辿り着き、昨夜の不審者がこの地蔵であると悟った(神仏霊験譚:神仏の諭し)寺の近くまで提灯(灯火)をかざして先導...
北毛

雲谷寺(群馬県沼田市)

うんこくじ4人の盗人(盗賊:あるいは弁慶とも)が鐘を盗んだが、途中で腹が減ったため、近くの村人から粟飯を分けてもらった鐘を探しにきた僧侶が同じ村人から粟飯(食品食材)を分けてもらい、盗人に施したことを褒めて立ち去った村人が雲谷寺を訪れると、...
中毛

滝沢不動尊(群馬県前橋市)

たきざわふどうそん小田原遠征の途中、上杉謙信が霊験を得ようと不動明王の右腕を切って武蔵国へ持ち運んだ夢枕に不動明王が現れ「邪心を改めねば武運拙し」と告げられたため(夢告)、鹿島神社(深谷市)に右腕を奉納した滝沢不動尊の不動明王像(仏像)は現...
洛外

地蔵院 鍬形地蔵(京都市北区)

じぞういん くわがたじぞう地蔵院(椿寺)にある地蔵よその田の水を横取りしていたのをたしなめた僧を農夫が鍬(農具)で殴りつけた傷ついた僧の後を追うと、寺の地蔵の顔から血が流れているのを発見して改心した(神仏の諭し)『日本の伝説1 京都の伝説』...