神威を見せる

鹿児島霧島

十三塚原史跡公園(鹿児島県霧島市)

じゅうさんづかばるしせきこうえん八幡社の正統を争っていた宇佐神宮は14人の神官(神主)を鹿児島神宮(正八幡宮)へ遣わし神殿に放火した燃える火の中に「正八幡宮」の文字が浮き出たため(神威を見せる)、畏れ戦いた神官は逃げ出した途中休憩していると...
大隅

吾平山上陵(鹿児島県鹿屋市)

あいらのやまのうえのみささぎ鵜葺草葺不合命の陵墓とされ、岩屋(洞穴)が陵となる養仙院という山伏(行者山伏)が、世襲の陵守に成り代わろうとした巨石の落下で岩屋が塞がれかけたため、山伏は怖れて退散した(神威を見せる)『日本の伝説11 鹿児島の伝...
北摂

水無瀬神宮 石川五右衛門の手形(大阪府島本町)

みなせじんぐう いしかわごえもんのてがた石川五右衛門が後鳥羽上皇御作の刀剣を盗もうとしたが、一歩も侵入することが出来なかった(神威を見せる)七昼夜潜んでいたが結局叶わず、神威の恐ろしさを示すため神門の右柱に手形(手形足形)を残した『日本の伝...
加賀

笠間神社 八字鳥居(石川県白山市)

かさまじんじゃ はちのじとりい大力を授かるよう祈願した善右衛門は、願いが叶ったので鳥居を奉納した(怪力伝説)祭神は石の鳥居を嫌ったので、一夜で鳥居を倒して八の字の石柱となった(神威を見せる)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p...
安芸

江田島八幡宮 古鷹神社(広島県江田島市)

えたじまはちまんぐう ふるたかじんじゃかつて古鷹山山頂にあった、百合若大臣とその飼っていた鷹を祀る神社嵐で難儀する船を鷹となって助けたり、帆を下ろさず通る船を沈めるなどの霊験を示した(神威を見せる)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)...
西三河

六所神社(愛知県豊田市)

ろくしょじんじゃ文政8年(1825年)、六所神社の舞台を改築した際、壁塗りの土をこねる時に便所桶に入れた水を使った踊りの稽古の夜、3日続けて怪異が起こり(怪火・音の怪)、最後に異形のものが姿を見せた(神威を見せる)神への不浄を咎められたと認...
西讃

金刀比羅宮 賢木門(香川県琴平町)

ことひらぐう さかきもん金刀比羅宮にある門長宗我部元親は金刀比羅宮まで攻め寄せたが、蜂の大群によって行く手を阻まれた(神威を見せる)神威と考えた元親は門を奉献したが、慌てていたために柱の1本を逆さにして建てた(逆柱)『日本の伝説5 讃岐の伝...
先島諸島

尻間御嶽(沖縄県宮古島市)

ししまうたき「こいとの」という者が神仏に祈って、一人娘の「まんなふ」が生まれた「まんなふ」が7歳のときに母が死に、継母は「まんなふ」を憎んで殺そうとした(継子殺し)ある時継母は「まんなふ」を洞穴に突き落としたが、カズラに掴まって生き延びた洞...