空海

北毛

川場温泉(群馬県川場村)

かわばおんせん空海が巡錫中に立ち寄り、老婆に水を所望したところ、遠方へわざわざ水を汲みに行った水に不便していることを知った空海が杖で地面を突くと、温泉(湧水)が出てきた『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.58群馬県川場村 川場湯原
中毛

日輪寺(群馬県前橋市)

にちりんじ池の中に光るものを見つけた武蔵守・多治比真人(広足?:国司)が網を入れ、金の仏像を拾ったこの地を巡錫していた空海が、一夜で十一面観音像を彫り、その仏像を納めた『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.41群馬県前橋市 日輪寺町
中毛

鼻毛石の線刻不動尊(群馬県前橋市)

はなげいしのせんこくふどうそん空海が三夜沢の赤城神社へ参拝途中、この地にあった石に不動明王を爪彫りした(磨崖仏)爪で彫ったことから“爪ひき不動尊”と呼ばれる『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.38群馬県前橋市 鼻毛石町
中毛

弘法の清水(群馬県渋川市)

こうぼうのしみずこの地を訪れた空海が水を飲もうと、湧水のそばにある柏の木に衣を掛けたその時「持てよ柏木」と声を掛けたことが、持柏木の地名の由来となった『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.3群馬県渋川市 赤城町持柏木
出雲

神門寺(島根県出雲市)

かんどじ空海がこの地で「いろは四十八文字(文書)」を著し、出雲大社へ参籠の後にこれを広めたとされるその故事から別名・いろは寺とも称する境内に塩冶判官高貞(南北朝の武将)の墓所がある『日本の伝説48 出雲・石見の伝説』(角川書店)p.46島根...
北薩

隔丘の塩田(鹿児島県阿久根市)

おかごしのえんでん阿久根七不思議の一つ海から離れた土地だが塩(食品食材)が採れ、明治末まで塩田が広がっていた旅の僧あるいは空海が製塩方法を伝授したとされる現在は住宅地となっており、塩釜神社だけが名残として残る『日本の伝説11 鹿児島の伝説』...
大隅

十五郎そば(鹿児島県垂水市)

じゅうごろうそば空海がこの地を訪れた時、食事を所望し、家の女が手打ち蕎麦(料理)を供したそれに感激した空海はうまい出汁の作り方を教えた江戸時代以降続くそばの老舗(店舗)『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)p.13鹿児島県垂水市 本町
峡南

印石(山梨県市川三郷町)

おしていし空海がこの地で食事のために大きな石に腰掛け、立ち上がる際に手をつくと跡がついた(痕が残る石)これによりこの地は印沢(おしてざわ)と呼ばれ(地名の由来)、現在印石は2ヶ所に置かれている『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.1...
峡北峡中

弘法水(山梨県北杜市高根町清里)

こうぼうすい空海が給水に困る旅人の難儀を救うため、杖をついて出した湧水明治の頃、甲府のあった「たくま」という味噌屋が、この水を使って美味い味噌(食品食材)を造って繁盛した『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.84山梨県北杜市 高根町...
峡北峡中

瑞牆山 弘法岩(山梨県北杜市)

みずがきやま こうぼういわ瑞牆山の中腹にある、空海が梵字を彫ったとされる巨大な岩(字彫りの石)別名である“カンマンボロン”は大日如来不動明王の意とされる『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.82山梨県北杜市 須玉町小尾