空海

安房

神余の弘法井戸(千葉県館山市)

かなまりのこうぼういど空海がこの地を行脚中、ある家に寄って粥を馳走になったが、塩気がなかった塩(食品食材)が手に入らないことを知った空海が、川岸(岸水辺)で杖を突いて塩辛い水の出る井戸を造った(湧水)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)...
安房

芋井戸(千葉県南房総市)

いもいど空海が老女に芋を所望したが、固くて食べられないと嘘をつき拒絶した芋は本当に食べられないものとなったため戸外に捨てたところ、そこから水が湧いて(湧水)きて井戸となった『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.99日本伝承大鑑:千葉県...
北総

観福寺(千葉県香取市)

かんぷくじ空海が断食修行をしていると、龍神が現れて鮭を供えた空海が鮭を村人に分け与えたところ、蔓延していた疫病が治まった霜月初卯の祭礼の日になると鮭が栗山川を遡上するようになった『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.43千葉県香取市 ...
東葛飾

布施弁天東海寺(千葉県柏市)

ふせべんてんとうかいじ但馬国から紅龍が現れて島を造ったが、そこから毎夜光(怪光)が射すようになった夢告によって島から弁財天像が見つけ出されたが、当地を訪れた空海が但馬で造ったものと認めた寺伝では、平良将と紅龍との間に生まれた子が後の平将門で...
東葛飾

羅漢の井(千葉県市川市)

らかんのい里見公園の南側にある井戸(湧水)空海がこの地に立ち寄った際に発見し、飲用にするよう村人に教えた『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.23千葉県市川市 国府台
東葛飾

龍神社(千葉県船橋市)

りゅうじんじゃ空海が一夜の宿を請うたが断られ、さらに芋を所望したがこれも断られたそのため芋は食べられない石芋となり、仕方なく龍神社の池に捨てたところ繁茂したまた空海が池の葦を杖で払ったため、片葉となってしまった『日本の伝説6 房総の伝説』(...
中越

瀬戸口温泉(新潟県十日町市)

せとぐちおんせん一夜の宿のお礼として、空海が大石の下から湯を出した湧いた湯に寝たきりの妻を入れると快癒したため、「弘法の授け湯」と呼ばれる温泉となった『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.52新潟県十日町市 西田尻
中越

角間のねじり杉(新潟県十日町市)

かくまのねじりすぎある旅僧がこの地で水を一杯所望したが、村人は誰もそれに応じなかった僧は仏法が行き渡っていないことを嘆き、後世に示すために杉の若木をねじって立ち去ったその後杉の木はねじれたまま成長し、村人は仏法のありがたさを知り、やがて「弘...
上越

弘法清水(新潟県上越市)

こうぼうしみず空海が行脚の途中、老婆に一杯の水を請うと、老婆は遠く離れた場所から水を汲んで差しだした空海は感激すると、杖で地面を突いて湧水を出した後日別の場所で水を請うと、家人が拒否したため、濁った水しか出てこなくなった(因果応報譚)『日本...
豊前国東

椿堂(大分県豊後高田市)

つばきどう空海が椿の杖で地面を突いたところ、霊水(湧水)が湧き出てきて、杖が大木となった祈願成就のお礼として、松葉杖・コルセット・髪の毛が奉納されている(特別な奉納)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.93大分県豊後高田市 黒土