石見坊主岩(島根県吉賀町) ぼうずいわ吉賀川(河川)の真ん中にある石(名石)近くの寺の僧侶が肉食したと疑われ、箸を川に流して身の潔白を証明しようとした箸は川の流れに逆らって上流に流れたため、肉食したとされ、僧はやむなくこの石から川に入水したこの故事より一帯は法師淵と呼... 2025.09.11石見
峡南子安神社 箸檜(山梨県市川三郷町) こやすじんじゃ はしひのき源頼朝が富士の巻き狩りをした際、この地で昼食を食べ、箸代わりに使った檜の枝を挿したところ根付いて成長した『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.111山梨県市川三郷町 山保 2025.08.12峡南
佐渡根本寺 犬塚(新潟県佐渡市) こんぽんじ いぬづか日蓮を憎む者が食事に毒を入れて出し、不審に思った日蓮が犬に食べさせた犬が死んだため、憐れに思った阿仏房が塚を建てて葬った(鳥獣墓)塚の周囲に生えた笹は犬の精といわれ、毒を消すため箸にすると良いとされた『日本の伝説9 佐渡... 2025.07.28佐渡
河内黄金塚(大阪府河内長野市) こがねづか諸越長者は栄耀栄華を極めていたが、ある時貧しい一家の団欒を見て、その暮らしに憧れを持った旅の僧が「貧乏になりたければ毎食ごとに箸を邸外に捨て、それが大きな塚になる頃に願いが叶う」と言ったそれを実行して10数年後に一文無しとなった長... 2025.07.09河内
奥能登倒さ杉(石川県珠洲市) さかさすぎ八百比丘尼が近くの高照寺の薬師如来に祈願して、昼食の杉の箸を刺して、百日千万遍の念仏を唱えた祈願が叶い比丘尼の病は癒え、箸も根付いて巨木となった『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.125石川県珠洲市 上戸町寺社 2025.06.22奥能登
奥能登吹上大師の榧(石川県能登町) ふきあげだいしのかや空海が巡錫中に、この家の主の吹上助右衛門が歓待した食事の後で榧の箸を地面に挿したものが、成長したのが大木となった(2本のうち1本は大正期に台風で倒木)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.120石川県能登町... 2025.06.21奥能登
金沢才田御亭山古墳(石川県金沢市) さいだおちんやまこふん蓮如に美しい景色を見てもらおうと土盛りしたと言われる(実際は古墳時代の円墳)蓮如が挿した箸が榎の大樹となっている山頂にある石は蓮如の腰掛け石とされる『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.26石川県金沢市 ... 2025.06.14金沢
東三河川宇連神社(愛知県豊根村) かわうれじんじゃ後醍醐天皇の孫にあたる尹良親王(後南朝)がこの地に滞在したと伝えられ、祭神となっている境内にあるハナノキ(木本)は、親王が使った箸が根付いたものである『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.231愛知県豊根村 坂宇場御所... 2025.05.14東三河
内房畳ヶ池(千葉県木更津市) たたみがいけ村の者が源頼朝一行を歓待するため、池の周りに畳(敷物)を敷いたことから名付けられた(地名の由来)頼朝が池の葦を折って箸にしたが口を切り、怒って池に捨てたため葦が生えなくなった『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.59千葉県... 2025.04.26内房
下越山熊田観音(新潟県村上市) やまくまたかんのん熊山田地区にある浅間神社の別称平家の落人がこの地に隠れ住み、戦国時代まで周囲に知られず暮らしていた箸(椀)が上流から流れてきたため、上杉家臣で府屋城主の大川三郎(戦国武将)はただちに兵を率いて攻め入った集落の長老・相俣弥一... 2025.04.08下越