罰を与える

加賀

片野鴨池(石川県加賀市)

かたのかもいけこの池の主である女神が髪を梳かしているのを池の鮒が見てしまったため、女神がその目を突き刺した(罰を与える)このため池の魚は全て片目となってしまった(片目の魚)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.76石川県加賀市...
加賀

菅生石部神社(石川県加賀市)

すごういしべじんじゃ奥州へ逃げ落ちる途上の源義経一行が参拝した祭神の女神(豊玉姫命)を覗き見した神主があり、その神主が入水した池の魚は片目になった(片目の魚:罰を与える)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.73石川県加賀市 ...
安芸

入鹿明神社(広島県江田島市)

いるかみょうじんしゃ筑前国から、榊葉をくわえた鹿が海から上がるとの夢告により創建された(創建伝説)御神体の仏像で遊んだ子供が死んだり、浜の石を持ち帰ると罰を与えるなどと言われる『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.63入鹿明神社/広...
広島廿日市

大聖院 三鬼堂(広島県廿日市市)

だいしょういん さんきどう空海が仏法守護のために勧請した3体の鬼(三鬼大権現)を祀る鬼は大小の天狗を眷属としており、住人・参詣者を問わず懈怠の者に罰を与えるとされる『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.16日本伝承大鑑:広島県廿日市...
東三河

左兵衛塚/神明社(愛知県設楽町)

さひょうえづか/しんめいしゃ土地の豪族であった後藤高春が伊勢国の二見浦でいただいた石(霊石)が、神明社の御神体であったある時、明石左兵衛という浪人が捕り方に追われ(罪人)、この神明社の社殿に逃げ込んだ左兵衛にに気付いた庄屋が鉄砲(鉄砲火薬)...
下越

雨乞い地蔵(新潟県新潟市秋葉区)

あまごいじぞう堀に地蔵をつけておくと、数日で雨が降る(祈雨)雨乞いを面倒がった男が鉈で地蔵の鼻を斬ったところ、自分の鼻が落ちた(罰を与える)『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.99新潟県新潟市秋葉区 飯柳
下越

光明院薬師堂(新潟県新潟市江南区)

こうみょういんやくしどう別名・木津薬師堂行基作の薬師如来像(仏像)とされる野ざらしだった頃、無法者が火を放ったが焼けず、無法者は熱病で死んだ(罰を与える)像を修理した仏師は、尊像に手を加えた仏罰として目が見えなくなった『日本の伝説41 越後...
上越

五智国分寺 琵琶(新潟県上越市)

ごちこくぶんじ びわある盲人(琵琶法師)が官位を授かるため京へ行く途中、国分寺を訪れて、琵琶を一曲奉納したその隙に財布を盗られたため、絶望して引き返そうとしたところ、急に目が見えるようになった国分寺へ戻ってみると、盲人から財布を盗んだ直後に...
東讃

当願堂(香川県さぬき市)

とうがんどう猟師の当願の屋敷跡に建てられたお堂当願は志度寺の法要に出席しながら、弟の暮当がその時分に狩りをしていることに妬み、その仏罰で大蛇となった(変身譚:罰を与える)幸田池では手狭になった大蛇が満濃池に移る際に、暮当に片方の目玉(宝物)...
東讃

幸田池(香川県さぬき市)

こうでんいけ法要の最中に殺生を願ったため大蛇と化した(変身譚)、猟師の当願が隠れ棲んだ池(罰を与える)大蛇は大きくなり、さらなる場所を求めて満濃池、さらに槌の門へと移っていったこの土地の者は槌の門へ酒を持っていき、雨乞いの祈願すると雨が降る...