美醜の俗信

出雲

八上姫神社(島根県出雲市)

やがみひめじんじゃ大国主命を慕って因幡から来た八上比売(記紀神話の神)が歩き疲れたため、途中で休憩を取ったそばにあった温泉で湯浴みをして疲れを取り、さらに一層美しい顔立ちとなった社は湯の川温泉の旅館・湯元湯の川(店舗)敷地内にあり、日本三美...
鹿児島霧島

持明院様(鹿児島県鹿児島市)

じみょういんさあ通称“ジメサア”島津義久(戦国大名)の三女で、島津家久(大名)の正室となった亀寿(持明院)の石像(貴人像)人格は優れていたが、器量が良くなかったため、その死後より石像に化粧する風習が伝わった(化粧する像)石像に化粧すると美人...
大隅

おきん女供養碑(鹿児島県鹿屋市)

おきんじょくようひ?垂水島津家の当主・久信(大名一門)はおきんという村娘に懸想した意に添わなかったため蛇の入った甕に押し込め殺した(子女受難)憐れにい思った者が供養塔を建てたが、おきんの出生地の野間では美人が生まれなくなった(美醜の俗信)『...
豊前国東

轟地蔵(大分県杵築市)

とどろきじぞう城主の娘であった豊姫は容姿が悪かった(醜女)ため縁談を断られ、轟の淵に身を投げた城主は不憫に思い、1つの岩を割って2体の地蔵を造り、1体は城の近くの岩穴に、もう1体は轟の淵に安置した地蔵に白粉(化粧品)を塗ると美人になるとされ...
洛中

小野小町双紙洗水遺跡(京都市上京区)

おののこまちそうしあらいみずいせき大友黒主(歌人)が小野小町を陥れようと、小町作の和歌を盗作であると偽の草子を出した小町がその草子をこの井戸の水で洗うと文字が消え、身の潔白を証明したこの水で顔を洗うと美人になるとの美醜の俗信『日本の伝説1 ...