船装備

南薩

竹山(鹿児島県指宿市)

たけやま天狗が棲む山とされ、夜になると頂に灯りがともり(怪光)、鳴り物や岩が落ちる音が響いた(音の怪)文化8年(1811年)、山の下に投錨した船に火の玉(怪火)が飛んできて、帆柱の上に大男が立って船員を睨んだ船員が気を失った翌朝、船の帆柱(...
大阪

逆櫓の松跡(大阪府大阪市福島区)

さかろのまつあと源義経と梶原景時(源平の武将)が戦評定をおこなった場所にあったとされる松の木の跡舟の舳先にも櫓(船装備)を付けるか否かで両者が対立したとされる『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.21大阪府大阪市福島区 福島
金沢

戸室山(石川県金沢市)

とむろやま泰澄(または臥行者:仙人)がこの山から海に向かって鉢を飛ばして喜捨を求めていたある時拒絶した船があり、その船から米俵を始め櫓(船装備)まで根こそぎ鉢と同じようにこの山まで飛ばした(飛鉢伝説)米俵が落ちた場所を俵町、櫓が飛んできた山...
安芸

六字岩(広島県坂町)

ろくじいわ春と秋の大潮の2回だけ姿を見せる岩礁大阪の石山本願寺へ毛利方が米を輸送した(戦国の戦い)帰りに嵐に遭い、いただいた名号を海に投げて鎮めたこの地に来て岩礁に舵(船装備)が引っ掛かったので確かめると、舵に名号が掛かっていたのでこの名が...
広島廿日市

碇神社(広島県広島市中区)

いかりじんじゃ広島の城下町の最古社かつてこの一帯は海に浮かぶ島で、上陸するために碇(船装備)を下ろしていた(名称の由来)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.37広島県広島市中区 白島九軒町