四万十足摺勝間神社(高知県四万十市) かつまじんじゃ勝間兵部という侍(武人)の娘は非常に美人で、対岸に住む武士が嫁に所望したが、断られてしまった武士は力尽くで娘を奪おうと夜襲を仕掛け、勝間兵部は館を抜けて敗走した(落城伝説)途中タカキビ(もろこし:果菜)畑で転んだ勝間兵部は切り... 2025.12.06四万十足摺
生駒葛城観音寺 ずべら山の馬蹄石(奈良県香芝市) かんのんじ ずべらやまのばていせき赤坂城落城(落城伝説)の折、楠木正成が岩場を馬で駆け下りると、蹄の跡が石の残った(痕が残る石)現在は足跡部分が破片となって、観音寺に収められている『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.107奈良県香... 2025.11.22生駒葛城
生駒葛城観音寺 矢除身替観音(奈良県香芝市) かんのんじ やよけみがわりかんのん楠木正成が赤坂城落城の際に落ち延び、ここで休息している時に左脇を矢で射抜かれた(落城伝説)しかし矢は観音寺の御札に当たって、正成は無傷であった(神仏の加護)観音寺へ行くと、本尊の十一面観音像(仏像)の左脇か... 2025.11.22生駒葛城
奈良宇陀園生姫の碑(奈良県奈良市) そのおひめのひ笠置城が落ちた時、後醍醐天皇の愛妾(側室:女官)・園生姫が裸でこの地まで逃げ落ちた(落城伝説)姫は永住し、紅の原料となる烏梅生産のため梅の木を植林することに尽力し、月ヶ瀬梅林の始まりとなった(起源伝説)『日本の伝説13 奈良の... 2025.11.17奈良宇陀
秩父犬塚(埼玉県長瀞町) いぬづか軍用として鉢形城で4頭の犬が飼われていたが、天正18年(1590年)の落城で行き場を失い餓死(あるいは溺死)したのを憐れんで建てられた(落城伝説:鳥獣墓)『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.132埼玉県長瀞町 野上下郷 2025.10.31秩父
川越飯能松山城跡(埼玉県吉見町) まつやまじょうあと武田信玄がこの城を攻めた時、城側は白米で馬を洗って水の枯渇を欺いたが、結局落城した(落城伝説:白米城伝説)永禄6年(1563年)武田信玄が攻めた時、金山衆を使って坑道を掘って城攻めをしたとされる『日本の伝説18 埼玉の伝説... 2025.10.25川越飯能
川越飯能滝の城址 血の出る松跡(埼玉県所沢市) たきのじょうし ちのでるまつあと滝の城は八王子城と共に落城した際に多くの城兵が死に、松の木の根元に埋められた(落城伝説)戦死者の血を吸ったため、松の木を伐ろうとすると血が出るとされた(血の怪)松の木は昭和47年(1972年)に枯死伐採され、... 2025.10.23川越飯能
さいたま川口鎧宮八幡神社(埼玉県さいたま市岩槻区) よろいのみやはちまんじんじゃ徳川家康が岩槻城を攻めた時、この神社の境内に兵を集結させたことから“鎧宮”の名が付いた(名称の由来)城攻めの渡河で難儀していると、一人の老翁が白馬に乗って軽々と川(河川)を渡るのを見た老翁が渡った場所には渡河しや... 2025.10.20さいたま川口
さいたま川口一本杉塚(埼玉県蕨市) いっぽんすぎづか別名・金子塚、あるいは兜塚とも呼ばれる蕨城主・渋川氏(戦国武将)が滅びた際に討死した将兵の兜などを埋めた塚とされる(落城伝説)目印として塚の上に杉の木が植えられていたこの塚から和楽備神社(旧蕨城跡)に白馬で駆けてゆく武将の夢... 2025.10.17さいたま川口
西毛丹生城址 三日月石(群馬県富岡市) にうじょうし みかづきいし大和国から来た丹生四郎金乗(地方豪族)の居城跡にある、三日月型の凹みのある石(痕が残る石)金乗は、窪みに溜まった水を硯に使い、またその水は眼病に効くとされた敵の襲撃を受けた折、三日月の光が窪みの水に反射して(怪光)... 2025.10.02西毛