生駒葛城奥田捨篠池(奈良県大和高田市) おくだすてしのいけ役行者の母・刀良売(とらめ)がこの地で療養していた折、池にあった金色の蛙に篠萱(笹)を投げたところ片目を損じた直後に池にあった五色の露も一茎二花の蓮も消え失せ、母は病が重くなって亡くなった役行者は吉野の金峰山に赴いて、蛙の... 2025.11.22生駒葛城
生駒葛城當麻寺(奈良県葛城市) たいまでら極楽浄土へ行くことを望んだ中将姫が出家し、仏の姿を見たいと願った満願の日に長谷観音の化身である老尼が現れ、蓮の糸(裁縫道具)を集め、それで曼荼羅を織るよう命じた完成させた中将姫の許に阿弥陀如来と二十五菩薩が来迎し、その様子が練供養... 2025.11.20生駒葛城
川越飯能高済寺(埼玉県東松山市) こうさいじある女人(中将姫とも)が蓮糸(裁縫道具)で織った曼荼羅が奉納されている女人は三日三晩かけて織ったが、その際に決してその様子を見てはいけないとして籠もった(見るなの禁止)禁を破って和尚が覗くと大蛇が機織をしており、女人の姿に戻ってか... 2025.10.25川越飯能
西毛蓮華寺(群馬県安中市) れんげじ栄朝禅師(名僧)が世良田に招かれる途中で安中の庵に宿泊した翌朝薄氷を突き破って蓮の花が咲いているのを見て、奇瑞として寺院建立を願い出た(創建伝説:名称の由来)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.107群馬県安中市 中宿 2025.10.01西毛
河内中将姫所縁の石塔(大阪府東大阪市) ちゅうじょうひめゆかりのせきとうこの地にあった渕側池(現存せず)に生える蓮から取った糸(裁縫道具)を使って、中将姫が当麻寺の曼荼羅を一夜にして織り上げたとされる池があった近くに供養のための石塔が建つ『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p... 2025.07.09河内
和泉影見ヶ池(大阪府岬町) かげみがいけ和泉式部が化粧直しのために立ち寄った池池に咲く蓮の花と池に映る自分の顔を見て和歌を詠んだ『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.64大阪府岬町 深日 2025.07.09和泉
安房蓮華ヶ淵(千葉県鴨川市) れんげがふち日蓮の生家跡(生誕地)で、2度の地震と津波によって海中に没している(現在の小弁天付近)日蓮誕生の際に蓮華の花が咲き、真水が湧出(誕生水:湧水)、海域で無数の鯛が群れたとされる(生誕伝説)『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p... 2025.04.30安房
内房羽衣の松(千葉県千葉市中央区) はごろものまつ天女(天人)が池に生える「千葉の蓮」を見に下りてきて、羽衣を松の木に掛けた領主の常将(地方豪族)は羽衣を隠すと、天女と夫婦となって子をもうけ、千葉の姓を帝から授かった(姓名の由来)天女は羽衣を見つけて天に帰ったが、常将が亡くな... 2025.04.23内房
中越本成寺(新潟県三条市) ほんじょうじ日印上人(名僧)が鎌倉から経典を牛に運ばせ、牛が歩みを止めた場所に寺院を建立した(創建伝説)牛がうずくまった場所に池ができて、すぐさま蓮の花が咲いたとされる『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.78新潟県三条市 西本成寺 2025.04.06中越