藤原実方

村山

恥川(山形県山形市)

はずかしがわ千歳山で亡くなった藤原実方の娘・中将姫が、父恋しさにこの地を訪ねた川(河川)を渡る時、水面に映った自分の姿に驚き、和歌を一首詠んだ旅の疲れでやつれた姿を恥じた歌から、川の名を恥(はずかし)川とした(地名の由来)『日本の伝説4 出...
村山

阿古耶の松(山形県山形市)

あこやのまつ藤原豊充(藤原氏)の娘・阿古耶姫(伝承の女性)が名取太郎という若者と恋仲となったが、名取は実は千歳山の松の精霊であった(異類婚姻譚)名取川の橋にするため千歳山の松の木は伐り倒されたが、いくら曳いても動かず、阿古耶姫が綱を取って動...
村山

歌懸稲荷神社(山形県山形市)

うたかけいなりじんじゃ藤原実方が稲荷神社に和歌を奉納したのが始まりとされる(小野小町・西行という説もあり)和歌を一首詠まないと神社の前の橋を渡ることが出来ないとされた(名称の由来:慣習の由来)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.30...
洛外

更雀寺 雀塚(京都市左京区)

きょうじゃくじ すずめづか更雀寺の境内にある奥州に左遷された藤原実方が、笠島道祖神の神罰で死んだ後に雀となった雀になった実方の霊は京都に戻って、勧学院(藤原氏の私学校)や御所に現れたとされる(入内雀:化け物)更雀寺には桶取地蔵という名の地蔵...