藤原鎌足

磯城高市

気都和既神社 茂古の森(奈良県明日香村)

けつわきじんじゃ もうこのもり乙巳の変(歴史的事件)で暗殺された蘇我入鹿の首級が、藤原鎌足を追ってきた(死者の怪)多武峰まで逃げた鎌足が「もう来ぬだろう」と叢林で一息ついたことから名が付いた(地名の由来)鎌足が腰掛けた石(腰掛け石)がこの境...
磯城高市

談所ヶ森(奈良県桜井市)

だんじょのもり談山神社の上手にある叢林で、中大兄皇子(天智天皇)と中臣鎌足(藤原鎌足)が密議を交わした(地名の由来)乙巳の変で暗殺された蘇我入鹿の首級がここまで飛んできて、この地に落ちたとされる『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p....
磯城高市

御破裂山(奈良県桜井市)

ごはれつやま藤原鎌足の長子・定慧(名僧)は多武峰に父の首を葬って一寺を建立した(現:談山神社)堂に鎌足の像(貴人像)を収めたが、変事があるとその首部分が破裂し、裏山が鳴動した(変事の知らせ)首が破裂することから、裏山は御破裂山と呼ばれた(地...
磯城高市

観音寺(奈良県桜井市)

かんのんじ藤原鎌足を祀った寺院(現:談山神社)の鬼門除けとして建立され、鎌足自作の観音像が安置された(創建伝説)奈良時代に隆盛を極めたが、貞観18年(876年)に「音羽流れ」という山津波によって一寺を残して壊滅した『日本の伝説13 奈良の伝...
峡南

西山温泉(山梨県早川町)

にしやまおんせん藤原鎌足の長男である藤原真人(定慧:藤原氏)が狩猟の際に発見した温泉温泉宿(店舗)の慶雲館は、世界一古いホテル・宿として平成23年(2011年)にギネス認定された『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.104山梨県早川...
北摂

将軍塚(大阪府茨木市)

しょうぐんづか大織冠神社とも藤原鎌足の墳墓(墓所)とされる首だけが多武峰に埋葬されたため胴塚とも呼ばれる『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.110日本伝承大鑑:大阪府茨木市 西安威
北摂

大念寺 黄金竹(大阪府茨木市)

だいねんじ おうごんちく藤原鎌足を葬っていたが、その首級だけを多武峰に埋葬したそのため、この地に生える竹(竹藪)は、上部だけが枯れるようになった(変種の起源)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.110日本伝承大鑑:大阪府茨木市 安威
内房

高蔵寺(千葉県木更津市)

こうぞうじ矢那の猪長者は子宝に恵まれないため高蔵寺に参詣して、予与観という娘を授かった予与観は良縁に恵まれず、高蔵寺へ参詣すると「鹿島神宮へ行き、日天を拝め」と託宣を受けた鹿島へ行った予与観は男児を産むが、それが後の藤原鎌足であるとされる(...