日田竹田

西椎屋の滝(大分県玖珠町)

にししいやのたき滝に棲む龍神が村の男の嫁となって子をもうけるが、正体がばれて滝に帰った(異類婚姻譚)別れ際に子に不思議な珠(宝物)を渡すが、それを聞いた国司が取り上げてしまう龍は男に再度珠を渡したが、それは自分の両眼であった国司はさらに珠を...
豊前国東

浮田(大分県姫島村)

うきた姫島七不思議の1つ池を埋めて田にしたが、大蛇を埋めてしまったため、その祟りで足踏みすると地面が揺れる『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.97大分県姫島村
臼杵佐伯

長良神社(大分県佐伯市)

ながらじんじゃ土佐から船で佐伯へ渡った僧侶が、佐伯の港に近づくと荒れた海へ飛び込んだ船頭が見ると、水面を白蛇が岸を目指して泳いでいたその後、蛇が上陸した土地で抜け殻と仏像が見つかり、抜け殻を祀った(創建伝説)僧侶は蛇の化身ではなく、嵐を鎮め...
臼杵佐伯

津久見島の大蛇(大分県臼杵市)

つくみしまのだいじゃ臼杵一の美人と言われた家老の娘が病にかかり(憑依)、夜ごと若い男が現れることを白状した家老は、津久見島から城へ渡ってくる光る怪物の仕業と推測し、娘に護衛をつけた護衛の若侍は金縛りに遭うも、怪しい男を見つけて斬り掛かった男...
日田竹田

穴森神社(大分県竹田市)

あなもりじんじゃ祖母山の蛇体の神が棲む洞穴が境内にある豪族の娘の許へ毎夜訪れる若者があり、襟に針(裁縫道具)を刺してその糸をたどり、その正体を見つけた(異類婚姻譚)大蛇は死んだが、娘は身籠もっており、生まれた子が大神氏の祖先となった(生誕伝...
臼杵佐伯

沈堕の滝(大分県豊後大野市)

ちんだのたき早吸日女神社の神主には子がなかったが、沈堕の滝で蛇を助けた後、3枚の鱗が背にある娘が生まれた娘が17の時に使いの者が来て、娘は正体を明かして沈堕の滝に戻った(動物報恩譚)滝には別の主がおり、蛇体となった娘は両親から刀を借りて退治...
大分別府

男池(大分県由布市)

おいけ龍神がいる湧水とされ、朝日長者が雨乞いをしたため末娘が自ら人身御供となった(雨乞い伝説)末娘が池の大蛇に食われそうになった時、持仏の観音像(仏像)が大蛇の口に飛び込んだ大蛇はかつて長者の屋敷にいた姥で(変身譚)、罪を得て変化していたが...
大分別府

立石池(大分県由布市)

たていしいけ池のそばに庵を構えた立石坊という僧侶の許に女が訪れ、そのまま一緒に暮らしだした托鉢から戻ってきたら家の戸を叩くよう言われていたのを忘れて入ると、そこには大蛇がいた(異類婚姻譚)女の正体は近くの山下池の大蛇で、正体がばれたので元の...
大分別府

由布川渓谷(大分県由布市)

ゆふがわけいこく谷を渡るのに馬を貸してくれなかったため、空海が杖で線を引くように大地を割って出来た渓谷(渓谷峡谷:地形の由来)空海が地面を割ったのは、村同士の境界線争いを止めるためだったとも桃川左衛門という長者が子宝を願って祈願して、路傍で...
大分別府

乙原の滝(大分県別府市)

おとばるのたきこの滝に2匹の大蛇が棲み着き、里を荒らしていた領主の大友氏時(武家)は、鎌倉から下向してきた昌華祐和尚(名僧)に頼み、その法力で大蛇を退治した(化け物封印)役行者が法力で、赤と青の鬼を滝の上の大岩に封じ込めたともされる『日本の...