磯城高市箸墓古墳(奈良県桜井市) はしはかこふん倭迹迹日百襲姫命の陵墓とされる古墳姫は三輪の大物主神の妻となったが、その真の姿を見たいと懇願し、翌朝正体の小蛇の姿を見せた姫はそれを見て驚いたため、大物主神は「辱めを与える」と怒り去ってしまった落胆した姫がその場に座り込むと、... 2025.11.13磯城高市
生駒葛城菅田神社 一夜松(奈良県大和郡山市) すがたじんじゃ いちやまつ茶屋の娘・こまのに懸想されて追われた飛脚が、菅田神社に逃げ込んで松の大木の上に隠れたこまのは池の水面に映った飛脚を本物と思って飛び込み大蛇に変化した(変身譚)松は枯死したが、その樹皮が残されている『日本の伝説13 ... 2025.11.13生駒葛城
磯城高市石上神宮 宝剣小狐丸(奈良県天理市) いそのかみじんぐう ほうけんこぎつねまるある女性(布留の人または八条村庄屋の乳母)が飢えた小狐に乳をやって育てた(動物報恩譚)その小狐は長じて、刀鍛冶の弟子に変じて刀剣を打ち、石上神宮に奉納したその後八条村庄屋の息子が大蛇を退治する際に、小... 2025.11.13磯城高市
磯城高市嫁取り橋(奈良県天理市) よめとりばし茶店の娘・こまのは、いつも前を通る飛脚に懸想し、ある夕暮れに無理矢理家に泊めた(愛着執心)夜になって言い寄られた飛脚は逃げ出し、こまのはそれを追って菅田神社近くの淵まで来た松の木の上に逃げた飛脚の姿が水に映ったため、こまのは淵に... 2025.11.13磯城高市
秩父大陽寺(埼玉県秩父市) たいようじ寺に一人の娘が住み着き、やがて住職との間に子ができた娘は子を生む際に七日間産室を覗かないよう釘を刺したが、住職は覗いて大蛇が赤子をあやしているのを見た娘は諏訪の大蛇であり、正体を知られたため赤子を残して消え去った(異類婚姻譚:見る... 2025.10.26秩父
川越飯能高済寺(埼玉県東松山市) こうさいじある女人(中将姫とも)が蓮糸(裁縫道具)で織った曼荼羅が奉納されている女人は三日三晩かけて織ったが、その際に決してその様子を見てはいけないとして籠もった(見るなの禁止)禁を破って和尚が覗くと大蛇が機織をしており、女人の姿に戻ってか... 2025.10.25川越飯能
川越飯能長勝院跡(埼玉県志木市) ちょうしょういんあとこの地を治めていた藤原長勝の屋敷跡長勝は沼に棲む大蛇を退治して(化け物退治)、広大な田を開拓して田面長者と呼ばれた『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p76埼玉県志木市 柏町 2025.10.24川越飯能
さいたま川口鴻神社(埼玉県鴻巣市) こうじんじゃこの地にはかつて“樹の神”(木本)と呼ばれる大木があり、供物を忘れると祟りをなしていたこの大木に鸛が巣を作って雛を育ているところへ蛇が襲いかかったが、逆に頭をつつかれ殺されたこれ以来“樹の神”が祟りをなすことはなくなり、鸛にちな... 2025.10.20さいたま川口
23区下町蛇橋跡(東京都足立区) へびばしあと大曽根村の名主・新八は、綾瀬川(河川)が氾濫しそうになり、獅子頭に長布を付けて龍を模して対岸の堤を切ろうとした対岸の村人が人が化けたものと見破ると、新八を捕らえて嬲り殺しにした(私刑)身元が割れて咎めを受けた母親は、息子の死に気... 2025.10.1723区下町
さいたま川口別所沼(埼玉県さいたま市南区) べっしょぬま沼の底に大蛇が棲んでおり、旱魃の際には大蛇を怒らせて雨乞いをする萱で作った大蛇を携えて若者が沼に入って暴れた直後、祈雨の祈祷をすると雨が降るとされる『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.17埼玉県さいたま市南区 別所 2025.10.17さいたま川口