街道

峡北峡中

強清水(山梨県甲府市)

こわしみず中道往還(街道)の途中の峠道にある湧水孝行息子(孝子)が毎日父親のために酒を買っていたが、ある日稼ぎが少ないため峠の湧水を持ち帰ったそれを飲んだ父親は諸白の酒と言ったが、息子が飲むとただの水だった(子は清水)『日本の伝説10 甲州...
峡北峡中

円楽寺(山梨県甲府市)

えんらくじ伊豆に流罪となっていた役行者が創建し(創建伝説)、この地から富士登山の道(街道)を開いたこの寺に安置される役行者像(貴人像)は延慶2年(1309年)の修理銘が残っており、最古の役行者像とされる『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書...
郡内

矢立の杉(山梨県大月市)

やたてのすぎ源頼朝が、富士の巻き狩りの折に放った矢が立ったとされる杉の木戦国時代には、軍勢がこの街道を利用して通る途中、武運を祈ってこの木に矢を射立てる慣習があった(武運長久)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.20山梨県大月市 ...
郡内

座頭転がし(山梨県上野原市)

ざとうころがし2人の座頭(不具者)が連れ立って山の坂道を歩いていた先頭の者の声を頼りに後の者が付いて行ったが、道が曲がっていることを知らず直進して転落死した甲州街道の難所として名が付いた(地名の由来)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店...
河内

寝屋長者屋敷跡(大阪府寝屋川市)

ねやちょうじゃやしきあと『御伽草子』にある「鉢かづき姫(伝承の女性)」の実家である、寝屋長者の屋敷跡京街道と東高野街道を東西に結ぶ山根街道沿いにある『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.95大阪府寝屋川市 寝屋
河内

弘法井戸(大阪府寝屋川市打上)

こうぼういど寝屋川市内にある、4つの弘法水の1つ空海が掘り当てた湧水による井戸とされる東高野街道に面した場所にある“弘法観念水”と刻まれた石柱が建つ『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.94大阪府寝屋川市 打上
生駒葛城

十三塚(奈良県平群町)

じゅうさんづか大和から河内に抜ける街道の途中にある十三峠にある塚一番大きい塚が神武天皇の后・五十鈴媛命の陵墓とされる『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.90奈良県平群町 福貴畑
河内

水呑地蔵尊(大阪府八尾市)

みずのみじぞうそん大和から河内に抜ける街道筋、十三峠近くにある地蔵急坂にあえぐ行人のために空海が祈念して湧き出た湧水がある湧水は脚気などの病気に御利益があるとされる(手足の平癒)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.89大阪府八尾市 ...
和泉

小栗地蔵(大阪府和泉市)

おぐりじぞう小栗判官が車に曳かれて熊野へ赴いたことから、熊野街道は小栗街道とも呼ばれるこの小栗街道に面したところに安置された地蔵『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.48大阪府和泉市 王子町
北総

鳥見神社 切られ庚申(千葉県白井市)

とりみじんじゃ きられこうしんかつて鮮魚道(なまみち:街道)の脇にあった庚申塔ある夜、魚を運んでいた者が火の玉(怪火)に襲われ、闇雲に刀を振り回したところ、庚申塔を切りつけてしまった塔の右背面に刀傷(傷痕)の跡が残る『日本の伝説6 房総の伝...