西行

峡南

西行峠(山梨県南部町)

さいぎょうとうげ歌の修行のためにこの地を訪れた西行が、この峠で木樵(杣人)と出会って甲州に歌詠みがいるか尋ねた木樵は自前の和歌「いきっちな つぼみし花が きっちなに ぶっぴらいたる 桶とじの花」を詠んだため西行は驚き引き返した『日本の伝説1...
大阪

江口君堂(大阪府大阪市東淀川区)

えぐちのきみどう正式名は寂光寺謡曲「江口」では、江口で遊女をしていた妙は、平資盛(平氏)の娘とされるそこへにわか雨に遭った西行が一夜の宿を請うたが断られ、和歌のやりとりをした(『新古今和歌集』収録) その後、妙は仏門に帰依して堂宇を建立した...
奥能登

辺津比咩神社(石川県穴水町)

へつひめじんじゃ「穴水大宮」と呼ばれ、能登地方有数の名社とされる西行がこの地を詣で、その風景を賞した歌を詠んだ歌碑が残る『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.109石川県穴水町 大町
加賀

都もどり地蔵(石川県加賀市)

みやこもどりじぞう九谷の里で友人の西住と共にいた西行が都に戻ることとなり、2人が別れた場所に地蔵が置かれた『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.67石川県加賀市 八日市町
尾張

春日寺(愛知県小牧市)

かすがじ叔父を訪ねて西行が訪れ、その間に自分の姿を像(貴人像)に彫った境内に像を安置した西行堂跡の碑が残るそばに流れる河川を西行堂川、近くには西行堂橋がある(自衛隊小牧基地正門北:地名の由来)『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.14...
尾張

本光寺(愛知県小牧市)

ほんこうじ西行がこの地を訪れた時に自らの像(貴人像)を造って立ち去った水害で流され各地を転々としたが、本光寺の本堂に安置された『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.13愛知県小牧市 常普請
名古屋

浜神明社 西行腰掛石(愛知県名古屋市瑞穂区)

はましんめいしゃ さいぎょうこしかけいし熱田神宮の二十五丁橋から逃げてきた西行が一休みした腰掛け石『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.12愛知県名古屋市瑞穂区 塩入町
名古屋

熱田神宮 二十五丁橋(愛知県名古屋市熱田区)

あつたじんぐう にじゅうごちょうばし西行が熱田神宮を参拝し、この橋のたもとで和歌を詠むと返歌する者があり、驚いて逃げ帰った(声の怪)『日本の伝説7 愛知の伝説』(角川書店)p.12愛知県名古屋市熱田区 神宮
安房

西行寺(千葉県館山市)

さいぎょうじ西行の妻・呉葉の前が、諸国行脚する夫の後を追ってこの地で病死、葬られた後にこの地を訪れた西行は妻の死を憐れんで堂宇を修復して西行寺とした(創建伝説)境内には西行の腰掛け石がある『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.91千葉...
外房

墨染桜(千葉県東金市)

すみぞめざくら西行が、山城国の墨染寺にあった桜の枝を杖として旅をしていたこの地で山部赤人と小野小町を偲び、杖を地面に挿して和歌を一首詠んで立ち去ったが、その杖が大木となった『日本の伝説6 房総の伝説』(角川書店)p.80千葉県東金市 山田