貴種流離譚

佐賀鳥栖

稗粥地蔵(佐賀県神埼市)

ひえがゆじぞう隠岐から脱出した後鳥羽上皇が隠れ住んだとされる“絹巻の里”にある地蔵(貴種流離譚)冬の日に従者と共にこの地を訪れた上皇は空腹のため、百姓家で食べ物を所望した家の老婆が差し出した稗粥(料理)をお代わりして食べた上皇は「かくばかり...
四万十足摺

鴨姫神社(高知県宿毛市)

かもひめじんじゃ島にうつぼ舟が流れ着き、中に麗しい姫君が乗っていた(貴種流離譚)姫は身分の高い家の者だったが、業病(病者)のため流されたと訴えたところ、災いを怖れた浦人が再度船を流した(子女受難)数日後漁の網に掛かった姫の遺体は持ち帰られた...
東毛

白瀧神社(群馬県桐生市)

しらたきじんじゃこの土地出身の山田男が京の公卿の屋敷に下男として奉公していると、娘の白瀧姫(姫君)が和歌で揶揄してきた山田男は見事に返歌したため姫と相思相愛となったが、2人の仲がばれて姫は追放された(貴種流離譚)姫を伴って故郷に戻ると、2人...
鹿児島霧島

蛭児神社 なげきの森(鹿児島県霧島市)

ひるこじんじゃ なげきのもり伊弉諾神と伊弉冉神の間に生まれた蛭児は3年経っても足が立たないため、舟に乗せて流した(漂着神:貴種流離譚)この地に漂着したうつぼ舟から楠の木が生えて大木となり、叢林となった『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書...
鹿児島霧島

姫宮神社(鹿児島県鹿児島市)

ひめみやじんじゃ開聞にある枚聞神社の姫宮の一人は、足指が2つの不具者であったため、うつろ舟で流された(貴種流離譚)やがて野尻に着いた姫が「水を飲みたい、髪を洗いたい」と言うと水が湧き(湧水)、土地が潤った姫が漂着した9月16日を祭礼の日とす...
峡北峡中

為朝神社(山梨県韮崎市)

ためともじんじゃ伊豆大島に流罪となっていた源為朝が、武田信義(源平の武将)を頼って鬼2匹と共にこの地に来た(貴種流離譚)神社にある為朝の木像(貴人像)に祈願すると疱瘡が全快する(悪瘡平癒)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.67山...
峡東

大宮神社(山梨県笛吹市)

おおみやじんじゃ別名・守国神社祭神の三枝守国(伝承の男性)は、仁明天皇の夢に現れた(夢告)、丹波大安寺の大榎の枝が3つに分かれた場所にいた童子が長じた者九州を攻めた夷狄を退治して右近衛中将となったが、誤って女官に手出しした咎で甲斐国左遷され...
備北芸北

熊野神社(広島県三次市)

くまのじんじゃかつては若一王子神社と称した雄略天皇が熊野権現を紀伊国から勧請したとされる即位前の雄略天皇が一時期この地に滞在したとされ(貴種流離譚)、この地で天皇となることを祈願し、成就のあかつきに一社を建立すると誓ったとされる(創建伝説)...
内房

貞元親王墓(千葉県君津市)

ていげんしんのうはか清和天皇の第3皇子であった貞元親王は故あって上総国へ行き、ここで亡くなったとされる(陵墓)親王は近江国からレンゲ草(草本)の種を持ち込んで稲作の肥料として広めたため、この地では“貞元草”や“親王草”と呼ばれる(起源伝説)...
北総

松虫寺(千葉県印西市)

まつむしでら不治の病の松虫姫(不破内親王)は病を治すお告げを聞いて、行基と共に下総国へ向かった(貴種流離譚)薬師堂に籠もった姫は、満願の日に病が治り、都へ戻った感激した父の聖武天皇は行基に命じて7体の薬師仏を造らせて寺を建立、後に姫の死後に...