和泉西福寺 雷井戸(大阪府和泉市) さいふくじ かみなりいどこの井戸に雷が落ちた時、村人が上に石蓋を置いて出られなくした雷は二度とこの地に落ちないことを誓って放免された雷除けに「くわばらくわばら」と唱えるのはこの故事を起源とする(起源伝説)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書... 2025.07.07和泉
大阪願泉寺(大阪府大阪市浪速区) がんせんじ開基は小野妹子(豪族)の八男・多嘉丸とされる四天王寺建立の材木運搬に当たって、たくさんの鼬が西から東へ移動する夢を見て、その道に沿って造られた用水路が後の鼬川(河川)となった(夢告:起源伝説)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店... 2025.07.06大阪
奥能登琴ヶ浜(石川県輪島市) ことがはま輪島で遊女をしていたお小夜は、船乗りの重蔵と夫婦の約束をしたが、重蔵は船に乗ったまま帰ってこなかった悲嘆にくれたお小夜は故郷に帰ったが、その後海に身を投げて死んだ(悲恋伝説)それ以降、浜(浜海岸)の砂を踏むと音を立てて鳴るため、泣... 2025.06.23奥能登
能登南晒井神社(石川県志賀町) さらしいじんじゃ水に難儀している住民を憐れんだ空海が、杖を突いて水を出した差し出された布で空海が手を拭くと、布(織布)が白くなったこの湧水で布を晒して出来るようになったのが、名産の志賀晒しとされる(起源伝説)『日本の伝説12 加賀・能登の伝... 2025.06.19能登南
加賀専光寺(石川県加賀市) せんこうじ専光寺の寺男・幸蔵と湯女(遊女)のお光は恋仲となり、幸蔵が打ち鳴らす太鼓(楽器)を合図に逢瀬を重ねていたお光は病に倒れて幸蔵の許へ行けなくなり、幸蔵は日が経つにつれ半狂乱となった幸蔵はある日太鼓を乱打し、その音を聞きながらお光は亡... 2025.06.17加賀
加賀行善寺 妙林柿(石川県白山市) ぎょうぜんじ みょうりんがき日蓮宗の日像(名僧)が老女に一夜の宿を借り、渋柿を焼いて供された翌日老女は出家を願い出て許され、日像は出立の際に「信心が深ければ大樹となる」と昨夜の柿の種を植えた数年後、種が焼けたように半分黒い柿の実が成って、出... 2025.06.16加賀
備後浮鯛浮幣神社(広島県三原市) うきたいうつぺいじんじゃ神功皇后がこの浦に滞在し、海に酒を注ぐと酔った鯛が浮き上がった(浮鯛現象:自然現象)地元の漁夫がそれを獲って献上したところ、神功皇后から“浮鯛抄”という全国での漁労権の証を賜った(起源伝説)毎年4月、浮鯛現象がある時... 2025.05.25備後
大分別府白水鉱泉(大分県由布市) しらみずこうせん黒岳に入った猟師が道に迷い、一軒の家に泊めてもらった(異界)夜中に天狗の餅つきを見たため、一夜のはずが実際には罰で1年間眠っていた米のとぎ汁を流すので、それを目印に里へ下りるよう天狗に言われた家に帰ると自分の1周忌の法要がお... 2025.03.15大分別府
高松坂出糸より神社(香川県高松市) いとよりじんじゃ平家の落人(あるいは後醍醐天皇の内親王)であった姫君がこの地に流れ着いた生活のため頭にタライ(桶樽)を乗せて魚を売りに出たところよく売れたので、多くの女性が真似をした高松の魚行商である「いただきさん」(商人)の発祥とされ、神... 2025.03.02高松坂出
村山白山神社 お里様(山形県大石田町) はくさんじんじゃ おさとさまお里という娘が道に迷い、この集落に身を寄せることになったお里は村人に箕(農具)の作り方を教え、その製法は村外不出となって伝わった(起源伝説)後に亡くなったお里は、大里神として白山神社に祀られた『日本の伝説4 出羽... 2025.02.17村山