生駒葛城観音寺 矢除身替観音(奈良県香芝市) かんのんじ やよけみがわりかんのん楠木正成が赤坂城落城の際に落ち延び、ここで休息している時に左脇を矢で射抜かれた(落城伝説)しかし矢は観音寺の御札に当たって、正成は無傷であった(神仏の加護)観音寺へ行くと、本尊の十一面観音像(仏像)の左脇か... 2025.11.22生駒葛城
奈良宇陀大野寺 身代わり焼地蔵(奈良県宇陀市) おおのでら みがわりやきじぞう名士の松山平左衛門の侍女であった小浪は、大野寺の地蔵を日頃から信心していた松山の屋敷が放火で全焼した時(火事)、小浪が犯人として捕らえられ火あぶりの刑となった小浪が炎に包まれようとした瞬間、その姿が地蔵となり、... 2025.11.18奈良宇陀
奈良宇陀新薬師寺 景清地蔵(奈良県奈良市) しんやくしじ かげきよじぞう子宝祈願のため平景清の母が造った地蔵で、奈良に潜伏していた景清が信心していた眼病にかかった景清が祈願すると、片目を身代わりにして地蔵が治した(身代わりの神仏)『日本の伝説13 奈良の伝説』(角川書店)p.18奈良... 2025.11.07奈良宇陀
行田春日部徳性寺 太田道灌身代り薬師(埼玉県草加市) とくしょうじ おおたどうかんみがわりやくし太田道灌の守護仏とされる薬師如来像(仏像)道灌が敵の襲撃を受けた時、この薬師が身代わりに立って危難を逃れたとされる(身代わりの神仏)『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.32埼玉県草加市 新... 2025.10.17行田春日部
さいたま川口普門院 月江禅師木像(埼玉県さいたま市大宮区) ふもんいん げっこうぜんじもくぞうある者が路上で賊に襲われ斬られようとした時、突然大男が現れて代わりに斬られ、普門院辺りで消えた翌日訪ねると、開山の月江禅師(名僧)の像(貴人像)に刀傷(傷痕)が残っていた(動く絵や像:身代わりの神仏)禅師の... 2025.10.17さいたま川口
出雲西方寺 やけど如来(島根県雲南市) さいほうじ やけどにょらい信心深い女中が毎日炊きたての飯(食品食材)を持って参拝するのを主人は快く思わず、それを禁じた隠れて参拝に行くところを見つけた主人の妻は、女中の頬に焼け火箸を当て折檻したその夜主人の夢に仏像が立ち、女中の火傷は自分が... 2025.09.04出雲
河内明光寺 首なし地蔵(大阪府寝屋川市) みょうこうじ くびなしじぞう家を追われた鉢かづき姫(初背姫:伝承の女性)は継母に命を狙われた(継子殺し)姫の身代わりとなって危難を救った地蔵とされる(身代わりの神仏)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.96大阪府寝屋川市 打上 2025.07.11河内
河内弥勒寺 舎利吹観音(大阪府四條畷市) みろくじ しゃりふきかんのん武田団蔵という武士の娘は容姿端麗であったが、顔に瘡が出来て、医者の手では治らなかった先祖伝来の仏像に一心に祈ったところ、願いを聞き届けるとの夢告を受け、娘の顔は元に戻った(悪瘡平癒)仏像を見ると、顔一面に舎利が吹... 2025.07.11河内
大阪専修院 頬焼地蔵(大阪府大阪市中央区) せんしゅういん ほおやけじぞう豪農・助太夫の女中であった千代は、毎日昼食を田に運ぶ道すがら地蔵に初穂を供えていた千代が先に食べ物に手を付けているとして、助太夫は焼け火箸を頬に当てる折檻をした千代の頬は火傷にならず、代わりに地蔵の頬に焼け痕が... 2025.07.06大阪
奥能登総持寺祖院 味噌すり地蔵(石川県輪島市) そうじじそいん みそすりじぞう一人の小僧が総持寺に修行に来て、毎日味噌(食品食材)をすり続けていたある時小僧の姿が見えなくなり、別の小僧が味噌をすっていた数日後小僧が善光寺参りから戻り、小僧が毎日拝んでいた地蔵が代わりとなって味噌をすってい... 2025.06.23奥能登