身代わりの神仏

行田春日部

徳性寺 太田道灌身代り薬師(埼玉県草加市)

とくしょうじ おおたどうかんみがわりやくし太田道灌の守護仏とされる薬師如来像(仏像)道灌が敵の襲撃を受けた時、この薬師が身代わりに立って危難を逃れたとされる(身代わりの神仏)『日本の伝説18 埼玉の伝説』(角川書店)p.32埼玉県草加市 新...
さいたま川口

普門院 月江禅師木像(埼玉県さいたま市大宮区)

ふもんいん げっこうぜんじもくぞうある者が路上で賊に襲われ斬られようとした時、突然大男が現れて代わりに斬られ、普門院辺りで消えた翌日訪ねると、開山の月江禅師(名僧)の像(貴人像)に刀傷(傷痕)が残っていた(動く絵や像:身代わりの神仏)禅師の...
出雲

西方寺 やけど如来(島根県雲南市)

さいほうじ やけどにょらい信心深い女中が毎日炊きたての飯(食品食材)を持って参拝するのを主人は快く思わず、それを禁じた隠れて参拝に行くところを見つけた主人の妻は、女中の頬に焼け火箸を当て折檻したその夜主人の夢に仏像が立ち、女中の火傷は自分が...
河内

明光寺 首なし地蔵(大阪府寝屋川市)

みょうこうじ くびなしじぞう家を追われた鉢かづき姫(初背姫:伝承の女性)は継母に命を狙われた(継子殺し)姫の身代わりとなって危難を救った地蔵とされる(身代わりの神仏)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.96大阪府寝屋川市 打上
河内

弥勒寺 舎利吹観音(大阪府四條畷市)

みろくじ しゃりふきかんのん武田団蔵という武士の娘は容姿端麗であったが、顔に瘡が出来て、医者の手では治らなかった先祖伝来の仏像に一心に祈ったところ、願いを聞き届けるとの夢告を受け、娘の顔は元に戻った(悪瘡平癒)仏像を見ると、顔一面に舎利が吹...
大阪

専修院 頬焼地蔵(大阪府大阪市中央区)

せんしゅういん ほおやけじぞう豪農・助太夫の女中であった千代は、毎日昼食を田に運ぶ道すがら地蔵に初穂を供えていた千代が先に食べ物に手を付けているとして、助太夫は焼け火箸を頬に当てる折檻をした千代の頬は火傷にならず、代わりに地蔵の頬に焼け痕が...
奥能登

総持寺祖院 味噌すり地蔵(石川県輪島市)

そうじじそいん みそすりじぞう一人の小僧が総持寺に修行に来て、毎日味噌(食品食材)をすり続けていたある時小僧の姿が見えなくなり、別の小僧が味噌をすっていた数日後小僧が善光寺参りから戻り、小僧が毎日拝んでいた地蔵が代わりとなって味噌をすってい...
福井

龍沢寺 小便仏(福井県あわら市)

りゅうたくじ しょうべんぶつ?能登を回っていた梅山禅師(名僧)は、子供が小便で土をこねて造った仏像を貰い受けた(糞尿譚)その夜盗賊の家に泊まった禅師は斬りつけられたが、仏像が身代わりとなって斬られた(身代わりの神仏)『日本の伝説12 加賀・...
金沢

伝燈寺 身代わり地蔵(石川県金沢市)

でんどうじ みがわりじぞう地蔵堂に泊まった開基の良運禅師(名僧)を盗賊が襲い、斬りつけた翌朝見ると地蔵の鼻が欠けているだけで(身代わりの神仏)、盗賊は改心して禅師の弟子となり、2代目住職となった『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店...
西三河

明星院 片目不動尊(愛知県岡崎市)

みょうじょういん かためふどうそん徳川家康が戦場で劣勢に立たされた時に(戦乱)、白衣の武人が現れ加勢した武人は敵方の矢で片目を射抜かれると姿を消したが、徳川方が勝利した勝利の後に明星院へ行くと、本尊の不動明王の片目が潰れており、武人の正体を...