遊ぶ神仏

東毛

常楽寺 やきもち地蔵(群馬県館林市)

じょうらくじ やきもちじぞう近くの深諦寺の日限地蔵を見初め、夜な夜な地蔵が川沿いの土手を歩いた(動く絵や像:遊ぶ神仏)住職が柵を作ったがこれを破って出歩くため、さらに厳重に囲われて出られなくなった近くの橋を婚礼の列が渡ると不縁になるとされ、...
下越

法幢寺 酒呑地蔵(新潟県新潟市江南区)

ほうどうじ さけのみじぞう寺の前にある酒屋に毎日酒を飲みに来る小僧がいた(遊ぶ神仏)金を払わないため、主人が鉈を投げつけると踵に当たったが、小僧はそのまま帰った主人が後をつけると、寺の地蔵の前辺りで消えたので、調べたところ地蔵の踵部分が欠け...
中越

お転婆地蔵(新潟県魚沼市)

おてんばじぞう前を通る人に向かって「盆踊りに連れて行ってくれ」と頼んだ地蔵(遊ぶ神仏)怪力の若者が承知し、連れていく時は軽いが、帰りは難儀するほど重くなった『日本の伝説41 越後の伝説』(角川書店)p.46新潟県魚沼市 堀之内
庄内

冷岩寺 もろみ地蔵(山形県庄内町)

れいがんじ もろみじぞう冷岩寺にある地蔵毎夜酒を買いに来る坊主(僧侶)がおり、後をつけると、、酒の匂いのする地蔵があった(遊ぶ神仏)願い事があると、濁り酒(もろみ)を供えて祈願する(特有の願掛け)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p....
最上

草餅地蔵(山形県最上町)

くさもちじぞう草餅(菓子)が好きな地蔵とされ、村人は草餅を作るとお供えをするという夜な夜な娘に化けて町へ出歩くため、「夜這い地蔵」の別名を持つ(遊ぶ神仏)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.77山形県最上町 本城