長者の没落

下越

長福寺 薬師井戸(新潟県阿賀野市)

ちょうふくじ やくしいど没落した四ッ橋長者は死期が迫り末期の水を求めたが、誰も応じなかった(長者の没落)死の間際に「村の井戸から水が出るな」と呪いの言葉を吐いたため、村の井戸は涸れてしまった長者に最後まで親身であった長福寺の井戸だけは水が出...
下越

法光院 王瀬長者の供養塔(新潟県新潟市中央区)

ほうこういん おうせちょうじゃのくようとうおごり高ぶった王瀬長者が、禁漁日に鮭の大助・小助を捕らえるように命じた鮭の大助が夢枕に出て懇願したが(夢告)、漁を強行した結果、翌年に災厄に見舞われ没落してしまった(長者の没落)『日本の伝説41 越...
上越

高浪の池(新潟県糸魚川市)

たかなみのいけへそ曲がりな長者があったが、無礼を働いたかどで処刑された(長者の没落)残された夫人は、家財道具を全て池に投げ込み、自分も身投げしてしまったそれ以降膳椀を貸して貰えるようになったが、壊れた椀を返さなかったため、二度と貸さなくなっ...
日田竹田

白鳥神社(大分県九重町)

しらとりじんじゃ朝日長者の初代がこの地に来た時に建立した神社娘の婚礼の際に鏡餅(食品食材)を的に矢を射たところ白鳥となったが、白鳥神社の神使であるといわれたそれ以来朝日長者は没落し(長者の没落)、神社には長者を祀る祠がある『日本の伝説49 ...
大分別府

大智寺 山弥長者逆修塔(大分県大分市)

だいちじ さんやちょうじゃぎゃくしゅうとう大智寺境内にある山弥長者の逆修塔金鉱(鉱山)を掘り当てて西国一の豪商と呼ばれた府内藩の大名・日根野吉明に対して、足で指差す不敬をおこなったため一族全員が処刑された(醜聞)命乞いの際に、屋敷から城まで...
西讃

丸尾五左衛門屋敷跡(香川県丸亀市)

まるおござえもんやしきあと牛島に居を構えた、江戸時代の廻船問屋(豪商)の屋敷跡ある年の正月に持ち船の数を数えたが、日が沈みそうになったので、扇で太陽を呼び戻して数えきった(日招き伝説)その日の夜に大しけが起こり、船が全部沈んでしまったので、...
置賜

▲百子沢(山形県小国町)

ひゃっこざわ長者の家に奉公していたおはなは美しい容貌のため、長者に言い寄られる拒絶したおはなに怒った長者は、南京焼の皿の1枚を隠して、おはなに無実の罪を着せようとした(皿屋敷)おはなが池に入水すると、大蛇と化して(変身譚)荒れ狂い、ついには...
南信

大池(長野県大鹿村)

おおいけ鹿塩七不思議の1つとされる池紙に書いて頼むと膳や椀を貸してくれるとされた(椀貸伝説)庄屋(長者)が借りた時、壊れた椀を返さなかったが、いつまでも池に浮かんでいたので持ち帰ったところ、池の水が溢れて田畑を流し、家は没落した(長者の没落...