北毛大峰沼(群馬県みなかみ町) おおみねぬまある長者が、田畑の水利に大峰沼の水を引いてくれる者に娘をやろうと告げると、ある若者が名乗り出た長者は魔性と疑い、娘の笄(装身具)を渡して、これを使って一晩で掘り抜くよう命じた若者が夜明け前に掘り抜きそうになったため、長者は鶏の足... 2025.09.26北毛
北毛村主八幡神社 若宮塚(群馬県みなかみ町) すぐろはちまんじんじゃ わかみやづかこの土地の長者の娘・如意姫は和歌に優れ、京に召されて後花園天皇の寵愛を受けた(玉の輿)妬みにあって故郷に戻った如意姫は天皇の皇子(皇族)を生んだが、2歳で亡くなったため塚を築いた『日本の伝説27 上州の伝... 2025.09.26北毛
中毛小沼(群馬県前橋市) この麓の村に住む赤堀道元という長者に、16歳になる一人娘があったある時娘が赤城山に登りたいと言ったため従者をつけたが、小沼で休んでいる時に入水してしまった娘は蛇体となって(変身譚)小沼の主となったが、それ以降16歳の娘が赤城山に登ることは禁... 2025.09.23中毛
石見蟠竜湖(島根県益田市) ばんりゅうここの一帯に広大な田を持つ斎藤忠右衛門という長者がおり、毎年1日で田植えを済ますのが恒例であった万寿3年(1026年)、猿回しに見とれて田植えが遅れたため、長者が扇で太陽を呼び戻して済ませた(日招き伝説)その夜暴風雨と津波で田や屋... 2025.09.11石見
石見姫逃池(島根県大田市) ひめのがいけ近くの山賊(盗賊)の頭領が長者の娘に懸想し、長者の家を襲ったその時、娘と恋仲だった若者が助太刀に来たが、逆に返り討ちに遭った(悲恋伝説)娘は嘆き悲しみ池に入水したが、その後ほとりに咲くようになった杜若は娘の魂の化身とされた(地名... 2025.09.05石見
石見浮布池(島根県大田市) うきぬののいけ池の原長者の娘が、この池のほとりで若者と出会い恋仲となったある武士が通りがかったところ、娘が大蛇に巻きつかれており、矢を射て撃退した(異類婚姻譚)娘は大蛇を追って池に飛び込み、やがて着物(衣類)だけが水面に浮かんできた(地名の... 2025.09.05石見
北薩鳥追の杜(鹿児島県薩摩川内市) とりおいのもりこの地を治めていた日暮長者は家人の口車に乗せられ妻と離縁して後妻をもらい、その後訴訟のため10数年土地を離れた夫の不在中、後妻は、先妻の2人の子に鳥追舟に乗って雀を追う役目を負わせ虐待した(継子殺し)これを知った先妻が川向こう... 2025.08.26北薩
大隅枇榔島(鹿児島県志布志市) びろうじま故郷の開聞に戻った大宮姫を追って、天智天皇が崩御したと偽ってこの地に下向した(生存説)2人の間に乙姫という姫宮が生まれたが、我が子ではないとの疑念から姫宮を冷遇した悲嘆した姫宮は入水し、悲しんだ村人によって枇榔島に祀られた(子女受... 2025.08.24大隅
峡南湯桶の釜(山梨県市川三郷町) ゆおけのかま芦川のあたりを屏大尽の先祖が通りがかると、淵から老人が現れて、けさん淵にいる娘に手紙を渡すよう頼んだ手紙を見ると、この男を殺して食えとあったので、書き替えて娘に渡した娘は手紙を読むと多くの金や小判を渡してくれたので、長者になった... 2025.08.12峡南
郡内仏眼寺(山梨県西桂町) ぶつげんじかつてこの地に護満長者という者が屋敷を構えていたが、不治の病に罹り、没落していった一人娘は父のために屋敷の北西に庵室を設けて祈ったが、父親は亡くなった(長者の没落)娘はその後諸国巡礼の旅に出て、屋敷は無住となり、庵室が仏眼寺となっ... 2025.08.06郡内