長者

臼杵佐伯

内山観音(大分県豊後大野市)

うちやまかんのん正式名称・蓮城寺炭焼き小五郎(炭焼き長者)ゆかりの寺院で、娘の般若姫の菩提を弔うために創建(創建伝説)近くに金(鉱石)を産出した金亀ヶ淵があり、境内には長者夫妻の墓所がある寺宝に龍の尾があり、長者が干拓した湖に棲んでいた龍の...
大分別府

男池(大分県由布市)

おいけ龍神がいる湧水とされ、朝日長者が雨乞いをしたため末娘が自ら人身御供となった(雨乞い伝説)末娘が池の大蛇に食われそうになった時、持仏の観音像(仏像)が大蛇の口に飛び込んだ大蛇はかつて長者の屋敷にいた姥で(変身譚)、罪を得て変化していたが...
日田竹田

不断鶴(大分県九重町)

ふだんづる朝日長者七不思議の1つ長者の屋敷に棲み着いたつがいの鶴は、代々途切れず棲み着いていたため“不断鶴”と呼ばれた心ない猟師によって鶴が殺され、その供養の墓が残されている(鳥獣墓)『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.32大分県...
日田竹田

音無川(大分県九重町)

おとなしがわ朝日長者七不思議の1つ長者の屋敷近くを大きな音で流れていたため、長者が怒ったところ音が小さくなった川(河川:音止伝説)七不思議「鳴川」の上流にある『日本の伝説49 大分の伝説』(角川書店)p.32大分県九重町 田野
日田竹田

念仏水(大分県九重町)

ねんぶつみず朝日長者七不思議の1つかつては熱湯の湧水で、財宝を隠した長者が口封じのために運んだ人夫などを殺して投げ込んだ(財宝伝説)現在は冷水が湧き、南無阿弥陀仏(名号)と唱えて足踏みすると、念仏を唱えるような湧水の音が聞こえる『日本の伝説...
日田竹田

白鳥神社(大分県九重町)

しらとりじんじゃ朝日長者の初代がこの地に来た時に建立した神社娘の婚礼の際に鏡餅(食品食材)を的に矢を射たところ白鳥となったが、白鳥神社の神使であるといわれたそれ以来朝日長者は没落し(長者の没落)、神社には長者を祀る祠がある『日本の伝説49 ...
大分別府

由布川渓谷(大分県由布市)

ゆふがわけいこく谷を渡るのに馬を貸してくれなかったため、空海が杖で線を引くように大地を割って出来た渓谷(渓谷峡谷:地形の由来)空海が地面を割ったのは、村同士の境界線争いを止めるためだったとも桃川左衛門という長者が子宝を願って祈願して、路傍で...
大分別府

志高湖(大分県別府市)

しだかこ鶴見岳をめぐって由布岳と祖母山は恋敵となったが、鶴見岳は由布岳を選んだ振られた祖母山が泣いて出来たのが志高湖であり、祖母山は2つの山を見るに忍びず、日向の方へ去った(地形の由来)湖に棲む龍神が長者の娘を見初め、娘が水遊びをしていると...
大分別府

大智寺 山弥長者逆修塔(大分県大分市)

だいちじ さんやちょうじゃぎゃくしゅうとう大智寺境内にある山弥長者の逆修塔金鉱(鉱山)を掘り当てて西国一の豪商と呼ばれた府内藩の大名・日根野吉明に対して、足で指差す不敬をおこなったため一族全員が処刑された(醜聞)命乞いの際に、屋敷から城まで...
村山

炭焼き藤太の腰掛け石(山形県中山町)

すみやきとうたのこしかけいし八坂神社境内にある腰掛け石炭焼き藤太(長者)が寒河江へ炭を売りに行く途中、腰を掛けて休憩したとされる(炭焼き長者)『日本の伝説4 出羽の伝説』(角川書店)p.41山形県中山町 長崎