峡北峡中一蓮寺の龍(山梨県甲府市) いちれんじのりゅうかつて左甚五郎が彫った龍を正門に飾っていた寺で火事があった時、龍は半身が焼けてしまったが、本堂に火が移る前に水を吐き出して火を防いだ(建物を守る)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.42山梨県甲府市 太田町 2025.08.05峡北峡中
北摂水無瀬神宮 石川五右衛門の手形(大阪府島本町) みなせじんぐう いしかわごえもんのてがた石川五右衛門が後鳥羽上皇御作の刀剣を盗もうとしたが、一歩も侵入することが出来なかった(神威を見せる)七昼夜潜んでいたが結局叶わず、神威の恐ろしさを示すため神門の右柱に手形(手形足形)を残した『日本の伝... 2025.07.13北摂
堺開口神社(大阪府堺市堺区) あぐちじんじゃ三村坊という神通力を持った僧侶がおり、境内の大楠(戦災で焼失)の上に住み、天狗と呼ばれた吉野の天狗に負けた三村坊は吉野へ去り、その際山門を大風で持ち運んだとされる社紋(紋章)は“三ツ茄子”で、奉納した3つ成りの茄子(果菜)を聖... 2025.07.07堺
広島廿日市長楽寺跡(広島県広島市安佐南区) ちょうらくじあと江戸時代初期まで栄えていた長楽寺は福島正則(大名)によって廃寺となった長楽寺の鎮守社は厳島神社で、宮島から鹿がこの社まで渡ってきたとされる廃寺後、仁王門と仁王尊が弥山(大聖院)に移設された『日本の伝説21 広島の伝説』(角川... 2025.05.23広島廿日市
西三河瀧山寺三門(愛知県岡崎市) たきさんじさんもん飛騨権守藤原光延という大工の棟梁が建築した門屋根の尾垂木の1本が逆に付けられている(逆柱)ことを老婆に指摘され、光延は恥じてノミを咥えて三門から飛び降りて自害した三門脇にある碑と塚が墓であるとされる一説では、誤りを指摘した... 2025.05.12西三河
西三河大樹寺 貫木神(愛知県岡崎市) だいじゅじ かんぬきじん桶狭間の戦いで敗れた松平元康(徳川家康)は大樹寺に逃げ込んだが、織田の雑兵が攻めてきた怪力の祖洞という僧侶が総門の閂を振り回してこの危難を乗りきった(怪力伝説)閂は寺宝として保存され、縁起物として将軍の代替わりごとに... 2025.05.12西三河
中越専称寺 豆の木山門(新潟県柏崎市) せんしょうじ まめのきさんもん継母が、継子に炒り豆を、実子に生豆を渡して、多く豆が採れた方に家を継がせるとした(継子殺し)継子の蒔いた豆の中に生豆が入っており、それが大木のように生長し、実子よりも多く収穫出来た豆の木は菩提寺の専称寺に寄進さ... 2025.04.01中越
西讃金刀比羅宮 賢木門(香川県琴平町) ことひらぐう さかきもん金刀比羅宮にある門長宗我部元親は金刀比羅宮まで攻め寄せたが、蜂の大群によって行く手を阻まれた(神威を見せる)神威と考えた元親は門を奉献したが、慌てていたために柱の1本を逆さにして建てた(逆柱)『日本の伝説5 讃岐の伝... 2025.03.06西讃
洛外羅城門遺址(京都市南区) らじょうもんいし平安京の正門だった羅城門の跡渡辺綱が鬼と戦い片腕を斬り落とした(謡曲「羅城門」)源博雅が琵琶の名器(楽器)「玄象」を鬼から取り戻した(『今昔物語』)『日本の伝説1 京都の伝説』(角川書店)p.70日本伝承大鑑 京都市南区 唐... 2024.12.19洛外