西毛大泉寺 チャンコロリン石(群馬県安中市) だいせんじ ちゃんころりんいし夜な夜な町に出て、お囃子のようなチャンコロリンと音を立てて動き回った石(音の怪:怪の棲む石:動く石)刀や鉄砲にも動じなかったが、住職が釘を打ち据えたところ動かなくなった(化け物封印)『日本の伝説27 上州の伝説... 2025.10.01西毛
中毛雙林寺 開山堂の一つ拍子木(群馬県渋川市) そうりんじ かいざんどうのひとつひょうしぎ雙林寺七不思議の1つ寺に変事が起こる前日の夜に、開山堂に置かれた拍子木(仏具)が一度だけ鳴るとされる(変事の知らせ:音の怪)『日本の伝説27 上州の伝説』(角川書店)p.92日本伝承大鑑:群馬県渋川... 2025.09.29中毛
出雲松江城(島根県松江市) まつえじょう城を建てる折に人柱を選ぶために盆踊りを開き、器量良く踊りの上手い娘を捕らえて櫓の下に埋めた城下で盆踊りを催すと城が鳴動したため(音の怪)、厳禁となった(禁忌)松平直政(大名)が入城した際、天守閣の最上階で美女(怪人)と遭遇し、「... 2025.09.03出雲
南薩竹山(鹿児島県指宿市) たけやま天狗が棲む山とされ、夜になると頂に灯りがともり(怪光)、鳴り物や岩が落ちる音が響いた(音の怪)文化8年(1811年)、山の下に投錨した船に火の玉(怪火)が飛んできて、帆柱の上に大男が立って船員を睨んだ船員が気を失った翌朝、船の帆柱(... 2025.08.27南薩
南薩材木嶽(鹿児島県いちき串木野市) ざいもくだけ冠岳の尾根にあり、山頂に柱状節理が多く見られ、積まれていた材木(用材)が一夜で石化したとされる(一夜作り伝説:化身した石)太鼓の音や歌声が聞こえる(音の怪)ことから天狗の住処と言われる『日本の伝説11 鹿児島の伝説』(角川書店)... 2025.08.26南薩
備後地蔵鼻(広島県尾道市) じぞうはな別名・美可地蔵美可崎の砦を守る金山氏(戦国武将)が船を襲い、琴(楽器)の上手い娘を捕らえた金山氏は娘に言い寄ったが拒絶されたため、浜(浜海岸)で斬り殺した(子女受難)毎夜浜で女の泣き声と琴の音が聞こえるため(音の怪)、海岸にあった... 2025.05.26備後
広島廿日市わくくり岩(広島県広島市安佐北区) わくくりいわ峠に住む老女が旅の僧に水を施したところ、お礼に管(杼)から無尽に糸が出るまじないをした正月の着物を頼まれた老女は、その機織作業中に管の穴の中を見てしまい、糸が出なくなった(見るなの禁止)元日(正月)の朝、老女は管を手にしたまま、... 2025.05.24広島廿日市
備北芸北▲鏡岩(広島県安芸高田市) かがみいわ犬伏山の山中にある、中央部分が割れた岩(切断した石)割れ目には遊女が落とした鏡があり、割れ目の底に咲く藤の花が揺れるのに合わせて音が鳴る(音の怪)『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.53広島県安芸高田市 美土里町生田 2025.05.23備北芸北
西三河六所神社(愛知県豊田市) ろくしょじんじゃ文政8年(1825年)、六所神社の舞台を改築した際、壁塗りの土をこねる時に便所桶に入れた水を使った踊りの稽古の夜、3日続けて怪異が起こり(怪火・音の怪)、最後に異形のものが姿を見せた(神威を見せる)神への不浄を咎められたと認... 2025.05.14西三河
上越宗龍寺 龍宮の鐘(新潟県上越市) そうりゅうじ りゅうぐうのかね宗龍寺にある鐘名立崩れ(山津波)の際に、海底に沈んだ毎夜沖から不気味な音がしたため(音の怪)、漁師が確かめると、岩場に鐘がはさまって潮の流れで音を出していた鐘を引き上げて元の宗龍寺に納めたが、龍宮から奉献された... 2025.03.30上越