食品食材

北薩

藤川天神 臥龍梅(鹿児島県薩摩川内市)

ふじかわてんじん がりゅうばい大宰府に左遷となった菅原道真は、病死を装って藤原氏の手から逃れ、この地で余生を送った(生存説)道真お手植えとされる梅の木は、老木になると枝が傾いて地面に這うように広がるため臥龍梅と呼ばれる一説では、道真が食べた...
北薩

泰平寺 塩大黒天(鹿児島県薩摩川内市)

たいへいじ しおだいこくてんかつて塩(食品食材)が不足して工面に困っていた時、寺の小僧が大黒天像(神像)に向かって塩の調達をしてくれと頼んだ数日後像は消え失せてしまい、しばらくすると甑島から大量の塩が寺に運び込まれたこの寺の僧侶が島に来て、...
峡北峡中

弘法水(山梨県北杜市高根町清里)

こうぼうすい空海が給水に困る旅人の難儀を救うため、杖をついて出した湧水明治の頃、甲府のあった「たくま」という味噌屋が、この水を使って美味い味噌(食品食材)を造って繁盛した『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.84山梨県北杜市 高根町...
峡北峡中

鎧堂観音(山梨県北杜市)

よろいどうかんのん新羅三郎義光(源氏)は信州へ出陣する際にこの堂の前で鎧を着け、その後その鎧を奉納した(名称の由来)祭礼の日に馬肉(食品食材)を煮て売る者があったが、突然の雷落で屋台が破壊されたため、馬肉を売らないこととなった(禁忌)『日本...
峡北峡中

正覚寺 味噌なめ地蔵(山梨県北杜市)

しょうかくじ みそなめじぞう武田信玄が川中島から地蔵を引っ張ってきたが、この地で動かなくなったため安置した自分の患部と同じところに味噌(食品食材)を塗って祈願すると病気が治る(特有の願掛け:病気平癒)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店...
峡北峡中

龍地の楊枝梅(山梨県甲斐市)

りゅうじのようじうめ武田信玄が出陣の折にこの地で昼食を摂り、梅干し(食品食材)に楊枝を挿して捨てたものが成長したそのためこの木に成る実の種には小さな穴が開いている梅の木とされるが実際は杏の木『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.66...
峡北峡中

一蓮寺 味噌なめ地蔵(山梨県甲府市)

いちれんじ みそなめじぞう正徳年間(1711~1715年)に境内に建立された地蔵自分の病気と同じ場所に味噌(食品食材)を塗って祈願すると治る(病気平癒)とされる『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.42山梨県甲府市 太田町
佐渡

八房の梅(新潟県佐渡市)

やつふさのうめ順徳上皇が来訪した時におにぎりをもらい、中の梅干し(食品食材)の種を植えたものが育ったとされる梅の木もてなしに感激した上皇がまた訪れたいと言われたため“二見”の名が付いた(地名の由来)『日本の伝説9 佐渡の伝説』(角川書店)p...
河内

道明寺(大阪府藤井寺市)

どうみょうじ菅原道真は、伯母の覚寿尼(尼僧)に会いにしばしば訪問した道真が経文の書写中に水が切れたが、二童子が現れて硯に水を注いだ(神仏の加護)道真が大宰府左遷の際に立ち寄ったが、鶏が早く鳴いたため長居できず、和歌を詠んで出立した覚寿尼が、...
奥能登

総持寺祖院 味噌すり地蔵(石川県輪島市)

そうじじそいん みそすりじぞう一人の小僧が総持寺に修行に来て、毎日味噌(食品食材)をすり続けていたある時小僧の姿が見えなくなり、別の小僧が味噌をすっていた数日後小僧が善光寺参りから戻り、小僧が毎日拝んでいた地蔵が代わりとなって味噌をすってい...