首級

郡内

石船神社(山梨県都留市)

いしぶなじんじゃ鎌倉で暗殺された護良親王の首級(復顔頭骨)を祀る骨に箔を押しつけ、さらに漆や木屑を混ぜたもので肉付けした首級は、毎年1月の神社役員交代時に公開される『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.23山梨県都留市 朝日馬場
郡内

雛鶴神社(山梨県上野原市)

ひなづるじんじゃ鎌倉で暗殺された護良親王の首級を持ってこの地まで逃れてきた、愛妾(側室)の雛鶴姫(南の方:女官)を祀る峠越えで産気付いた姫は皇子を出産するが、母子共々亡くなり、埋葬された(子女受難)『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)...
北摂

大念寺 黄金竹(大阪府茨木市)

だいねんじ おうごんちく藤原鎌足を葬っていたが、その首級だけを多武峰に埋葬したそのため、この地に生える竹(竹藪)は、上部だけが枯れるようになった(変種の起源)『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.110日本伝承大鑑:大阪府茨木市 安威
河内

樟本神社(大阪府八尾市)

くすもとじんじゃ南木の本にある樟本神社付近で、物部守屋が稲城を築き、蘇我の軍勢を撃退したとされる(戦乱)北木の本にある樟本神社境内には、物部守屋の首級を洗った池が残る『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.87大阪府八尾市 木の本/北木...
河内

大聖勝軍寺(大阪府八尾市)

だいしょうしょうぐんじ門前に物部守屋の首級を洗った守屋池が残る物部守屋との戦い(戦乱)で劣勢となった聖徳太子が逃げ隠れた椋の木がある『日本の伝説8 大阪の伝説』(角川書店)p.86大阪府八尾市 太子堂
備北芸北

吉川興経の首塚(広島県北広島町)

きっかわおきつねのくびづか常仙寺跡に残る首塚吉川興経(戦国武将)は幽閉先で暗殺されたが、その首を愛犬がこの地までくわえて持ってきた首塚のそばには、この場で死んだ犬を供養するための犬塚もある犬が息絶えた時に興経の首級が転がり落ちたため、首塚よ...
内房

白山神社(千葉県君津市)

はくさんじんじゃ弘文天皇(大友皇子)を祭神とし、首桶に入った首級が御神体とも伝わる壬申の乱で敗れた弘文天皇は上総国に逃れ(生存説)、宮を建てて暮らしたが、追っ手によって急襲されて自害した宮の跡(行宮跡)に建てられたのが白山神社で、境内にある...
山城

平重衡首洗池・不成柿(京都府木津川市)

たいらのしげひらくびあらいいけ・ならずがきこの地で処刑された平重衡(平氏)が最後に食べた柿が芽吹いた木この柿の木は実が生らず、実が出来ると変事が起こるとされる(予言の怪)柿の木のそばには重衡の首級を洗った首洗池が残っている『日本の伝説1 京...