峡北峡中

清泰寺 龍肢塚(山梨県北杜市)

せいたいじ りゅうしづか?裏山に棲む悪龍が雲鷹和尚に諭され帰依した証として前脚を食い千切り、雨乞いに使うよう告げた(人外の悟り)この前脚を埋めたのが龍肢塚で、水を注ぐと雨が降るとされる(雨乞い伝説)近くの釜無川の淵で椀を貸すものがあり(椀貸...
郡内

石船神社(山梨県都留市)

いしぶなじんじゃ鎌倉で暗殺された護良親王の首級(復顔頭骨)を祀る骨に箔を押しつけ、さらに漆や木屑を混ぜたもので肉付けした首級は、毎年1月の神社役員交代時に公開される『日本の伝説10 甲州の伝説』(角川書店)p.23山梨県都留市 朝日馬場
奥能登

法蔵寺(石川県輪島市)

ほうぞうじ舳倉島の龍神池から大小2体親子の龍の骨が見つかった法蔵寺に頭骨が納められ年1回開帳される(他の骨は島の分院に納められる)『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書店)p.139石川県輪島市 鳳至町鳳至丁
奥能登

龍神池(石川県輪島市)

りゅうじんいけ舳倉島にある池行者(行者山伏)の許に女がやって来て、池の底に母子の龍の遺骸があるので供養して欲しいと頼んだ池から大小2体の骨が見つかったが、父龍はまだ生きているとされる池全体は浅いが、1ヶ所だけ深みがあって、龍宮に通じていると...
奥能登

洞雲寺(石川県能登町)

とううんじ人々を襲っていた2匹の大蛇を、遠州大洞院から来た持外和尚が祈祷により退治し(化け物封印)、この地に寺を建立した(創建伝説)寺宝に、大蛇の骨や鱗、祈祷の際に身に着けていた袈裟が残されている『日本の伝説12 加賀・能登の伝説』(角川書...
能登南

豊財院 般若の鐘(石川県羽咋市)

ぶざいいん はんにゃのかね江戸へ働きに出た夫が浮気をしている噂を聞き、ある夜夫の喉を噛みつく夢を見て、枕元に血痕が残った(夢告:血の怪)不吉を感じた妻が江戸に向かう途中、長野善光寺で、骨箱を持った女と出会う骨箱には夫と同じ名、夢を見た同日に...
備後

青目寺(広島県府中市)

しょうもくじ七ツ池の大蛇が、寺の小僧(稚児)を襲って呑み込むなどの害が出た住職(僧侶)が火薬(鉄砲火薬)を詰めた藁人形を呑み込ませて、大蛇を爆殺した(化け物退治)この大蛇の頭骨が安置されている『日本の伝説21 広島の伝説』(角川書店)p.9...
東三河

▲やすら姫の塚(愛知県新城市)

やすらひめのつか長篠の戦いの時に敗れた武田方の武将の姫を祀る塚とされる毎夕近隣の家に杵と篩(農具)を借りる娘があり、夜ごと杵の音もするため、後を付けてみると塚の前で姿を消した塚を掘ると赤い甕が見つかり、中には人骨が詰まっていたが、蓋を開ける...
東三河

正林寺 千体骨地蔵(愛知県豊橋市)

しょうりんじ せんたいぼねじぞう平家方の大将・原田種直(源平の武将)は筑前国芦屋の戦いで捕らえられ、鎌倉に幽閉された種直の末子・花若丸は、父の戦った芦屋の浜で戦死者の骨を拾い集め、千体の地蔵を造り上げた鎌倉に赴いた花若丸はやがて源頼朝と対面...
外房

内梨滝(千葉県大多喜町)

うちなしたき関平内という剛の者が犬を連れて滝で釣りをしていたところ、犬がうるさく鳴き出した怒った平内が犬の首を刎ねると、首は大蛇に噛みつき、平内は矢で大蛇を射殺した(忠犬伝説)大蛇はこの地にある池や滝を転々として棲み着いていたとされる大蛇の...